開催レポート:【チガラボチャレンジ 】やりたいこと宣言&いっしょに考える会 vol. 63
(投稿日:2022.2.13)

こんにちは!チガラボスタッフのごんちゃんこと岩野です。

 

2月9日(水)【チガラボチャレンジ】「やりたいこと宣言&いっしょに考える会 vol. 63」がリアルとオンラインのハイブリッドで開催されました。

 

チガラボチャレンジは毎月1〜2名の方にやりたいことを発表いただき、アイデアや情報、どうしたら実現できるか、自分ならどんな協力ができそうか、といった前に進めるためのディスカッションを行っています。

 

【今回のチャレンジャー】

① 松本 素子 (南湖ハウス)さん 

 「子どもを大切に育むための勉強会をやりたい」

② 青木 大介(Co-yori) さん 

 「コワーキングスペースのコミュニティを活性化させる」

 

☆グラレコ担当:海老原 千恵子さん(イラストレーターDotさん)

フリーのイラストレーターさん。いつも素敵なグラレコを作成していただいております!

 ※「グラレコ」とは?

→「グラフィックレコーディング」といって、主に会議や議論などの場・セミナーやパネルディスカッションなどの場で、話の流れをリアルタイムで文字や図(絵)におこし、視覚化して参加者と共有させるものです。

 

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1人目:松本 素子(南湖ハウス)さん 

「子どもを大切に育むための勉強会をやりたい」

【やりたいこと】

「恩返しが循環する社会を目指して」南湖ハウスは子どもと大人が安心して出会い、良い関係が長続きする居場所でありたい!

 

南湖ハウス:松本さんが代表を務める多世代地域文化交流拠点活動を行う団体。親を頼れない子どもたちに関する活動(施設・里親等)を中心に、料理教室や季節ごとのイベントを通じて、子どもから大人まで、様々な人が育ち会える場を創っています。

詳しくはこちら→https://nangohouse.studio.site/3

 

【なぜやりたいのか】

きっかけ

きっかけは児童虐待の実態を知り、見過ごせなくなったこと。

そこで私に何かできることはないかと考え「季節里親」を始めた。

(「季節里親」・・週末や年末年始、夏休みなどに里子を家庭に迎え入れる制度)

 

松本さんが里親登録するための研修で訪れた乳児院で意識が変化。それは、当たり前のことは感謝すべきということ。このような経験がきっかけで現在の活動にたどり着いたそうです。

 

社会的養護の実態(社会的養護は「親が育てられない子ども」を意味します)

 

現在、茅ヶ崎には3つの児童養護施設があります。これは周辺地域に比べて多いです。

一方で茅ヶ崎での里親事情は、茅ヶ崎の世帯数104,552世帯に対して里親の世帯数は約13世帯と非常に少ないのが現状です。

 

今の社会的養護の問題は

・集団生活が優先されていて。個人の意思が尊重されにくい

→自分の声は聞いてもらえないものだと諦めてしまう子が非常に増えている

・職員の交代が多く子どもと大人の信頼関係を気づくことが難しい

・18歳をすぎたら施設を出されてしまい、社会に馴染めず帰る場所がなくなってしまう

→ホームレスや、風俗、犯罪に巻き込まれてしまうケースもある

 

そして、児童養護施設が抱えるジレンマある。

それは子どもがいないと施設経営が成り立たない。つまり可哀想な子どもたちがずっとい続けることが施設運営には必要なことになってしまう。

 

松本さんが考える課題と解決策

 

里親をやってみたいけど「大変そう」「家族が反対する」「季節里親を知らない」というのが課題としてあげられます。

 

そこで松本さんが考える解決策は。。。

 

「ボクシングみたいに階級をつけて里親ライト級〜ヘビー級のように段階を踏めるようにしたい!」

 

ライト級は日帰り里親や出かける時の付き添いなど。里親のハードルを低くして取り組めるようにしたい。

 

そしてこのような取り組みを南湖ハウスがサポートします!

 

南湖ハウスを実家的な機能を持つ場所にするため、次のような三本柱があります

①子どものサポーター育成

→里親になるための大人を育てる場所、里親啓発と勉強会

②孤立の子育て解消

→親のケア、子育て広場、児童相談

③地域の文化交流

→人と人がつながる楽しい場所作り

地域の居場所として南湖ハウスが機能し、地域の人たちで子どもを見守る、親以外の大人との繋がりを作ることで恩返しの循環を形成していきたいそうです。

 

皆さんにお願いしたいこと

南湖ハウスのイベントに参加やお手伝いお待ちしております。

また里親説明会を茅ヶ崎でも開いてもらえるよに、皆さん里親について知ってください!

 

【参加者の皆さんと一緒に考えたいこと】

・今回の話を聞いての意見&感想

参加者の声

・知らないことが多かった。まずは広く認知してもらう稀有も活動が必要なのでは。

・ライト級〜ヘビー級の例えがわかりやすかった。イメージがつけやすく知ってもらう間口を広げると思った。

・こちら側が施設について知らないように、施設側も外の世界を閉ざしているのが現状。なので、問題が悪化して行ってしまう。

・いろんな疑問が生まれたのでまずは南湖ハウスに行ってみたいと思った!

・里親というキーワードはもちろん、まずは南湖ハウスにふらっと立ち寄れるようなイベントがあると思わぬ発見で興味を持ってもらえるかも。

 

【Next Action】

子どもたちを救って幸せになってもらいたい。そのためを思って今後もみんなで考えていきたい。

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2人目:青木 大介(Co-yori)さん 

「コワーキングスペースのコミュニティを活性化させる」

【やりたいこと】

​​コワーキングスペースでみんながハッピーになるためのプラットフォームを作りたい!

 

【なぜやりたいのか】

チームの崩壊と新チーム結成がやりたいことを始めたきっかけ。

 

会社の方針変更やコロナ禍の影響を受けコワーキングスペースの利用を検討していた青木さん。その時にチガラボを見つけ利用し始めた。

 

最初は作業中心に利用していたが、次第にイベントボードやカレンダーに興味を持ちイベントに参加。会社の同僚や友達とも違う人たちと関わることができておもしろいことを発見!

 

同じタイミングでチームの同僚もそれぞれの場所でコワーキングペースを利用して仕事をしていた。その時に気がついたのは「これはただ仕事をするだけの場所じゃないぞ!」そして「コワーキングスペースは十分に活用されているのではないか?」ということを考えた。

コワーキングスペースはまだまだ認知度も低く、活用の余地がまだまだ残されている。イベントを始めSNSなどの広報活動など改善していけば何かチャンスがあるのではないか!

 

青木さんが考えるコワーキングスペースの課題

利用者目線

・検索してみてもその場所がどんなところなのかよくわからない。

・実際に利用してみないとわからないことが多い(ネット環境、スペース感など)

・料金プランが合わず利用しづらい。

・コミュニティの繋がりを求めてきたけど、結果的に誰とも繋がれないことがある。

 

運営者目線

・競合他社とどのように差をつけて利用者に来てもらうか

・毎月のイベント企画やアイディア出し、そもそもイベント立ち上げまで辿り着けるか

・スタッフのタスクが多くてメンバーと交流できていないのではないか?

 

そこでやってみたいのが

「​​コワーキングスペースでみんながハッピーになるためのプラットフォームを作りたい!」

 

【どうやってやるのか】

現状未だ模索中。。

 

そこで

 

【参加者の皆さんと一緒に考えたいこと】

①どのようにしてコワーキングスペースおよびチガラボを知ったのか。チガラボを選んだ理由

②コミュニティーが活発になるためにはどうしたら良いか、こんなサービスがあったら嬉しい!

①について

・「茅ヶ崎 コワーキングスペース」で検索した

・仕事をするんだけど、オフィスっぽくないところが良かった

・他のコワーキングスペースは結局オフィスにいる感じがして合わなかった

・引っ越してきたときに知り合いが誰もいない状態で、顔見知りになれる人がいたらいいなと思って訪れてみた。

・今日初めてきたけど、イメージと全然違ってびっくりした。

・チガラボは遊び場

 

②について

・メンバーのこれまでが知れたら嬉しい。

・いろんな広がりのあるイベントがあると嬉しい。

・「集中モード」「話しかけてOK」などのフラッグ

・スマホログイン機能

→出欠票のように今日は誰がきているかが見れると、ふらっと立ち寄りやすい

・位置情報共有機能

→フリーランスの人にはマッチングの機会が増えるかも知れない。

【Next Action】

まずは無料実験をして様子を見て、いろいろ遊んでみる。そこから見えてきたものでビジネスとしてどのようなサービスを提供できるかを模索していきたい。さらに、選択肢があって、目的別で選べるような場所にとらわれない働き方や活動ができたら嬉しいなと思っている。

また、今日のように外側からの刺激を時々取り込んでいきたい!

 

【スタッフコメント】

松本さんのチャレンジを受け、知らないことが多いことを知ることができました。私をはじめとする参加者の皆さんはプレゼンを受けて南湖ハウスに興味をもち、南湖ハウスが新たな拠点として現状を打破する解決策になるのではないかなと思いました。

青木さんの発表はコワーキングスペースについてだったので、他人事ではないと思いながら聞いていいました。チガラボのような少し変わったコワーキングがどんどん活用されるような仕組みづくりにワクワクしました。

発表者のお二人ありがとうございました!

次回のチガラボチャレンジは3月9日(水)19時からスタートです。

 

★来月のチャレンジャー

1、 愛川真白さん

「毎日おいしい!で、毎日幸せ!「食」で心豊かな人を増やしたい(仮)」

・2、チャレンジャー募集中!

 

松本さん、青木さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!