開催レポート:【チガラボチャレンジ】やりたいこと宣言&一緒に考える会vol.56
(投稿日:2021.8.1)

こんにちは!イベントインターンの岩田です!

 

7/14(水)「やりたいこと宣言&一緒に考える会 vol.56」がオンラインとリアルのハイブリッドで開催されました。

 

チガラボチャレンジは毎月2名の方にやりたいことを発表いただき、アイデアや情報、どうしたら実現できるか、自分ならどんな協力ができそうか、といった前にすすめるためのディスカッションを行っています。

 

【今回のチャレンジャー】

➀井上恵さん

「優しい日本語で外国人と話そう~日本人にも外国人にもわかりやすい伝え方を広めたい~』

 

②「わくわく探検隊」桂俊介さん、佐藤洋平さん。玉田勝司さん

「地域×社会×社会人をゴチャ混ぜにした新しい遊び場を作りたい!」

 

☆グラレコ担当:海老原 千恵子さん(イラストレーターDotさん)

 

フリーのイラストレーターさん。いつも素敵なグラレコを作成していただいております!

 

※「グラレコ」とは?

→「グラフィックレコーディング」といって、主に会議や議論などの場・セミナーやパネルディスカッションなどの場で、話の流れをリアルタイムで文字や図(絵)におこし、視覚化して参加者と共有させるものです。

 

1人目:井上恵さん

「優しい日本語で外国人と話そう~日本人にも外国人にもわかりやすい伝え方を広めたい~」

 

 井上さんは普段は日本語教師をされています。井上さんは発表の最初に「外国人≠英語」ということを投げかけ、実は外国の方と日本国内でお話をするのならば日本語が一番通じると教えてくださいました。しかし、日本人の話す日本語は外国人の方にとって複雑で伝わらないことも多いそうです。そんな問題を解決するために「やさしい日本語」をご提案くださりました。当日の発表もとても分かりやすく、柔らかい雰囲気の発表でまさに「やさしい日本語」を実践していました。

 

【やりたいこと】

言葉の選択肢の一つとして「やさしい日本語」という道具を広める

 

 

【なぜやりたいのか】

井上さんは現在日本語教師で外国の方に第二言語として日本語を教えています。

実は海外から日本に来た方とお話をする際に一番通じるのは日本語で、英語で話しかけても通じないことも多いそう…

→でも、日本人の使う日本語は外国語を母国語にしている方にとっては難しい…

Ex)直ちに高台に避難してください(原文)

  ↓

  すぐ高いところに避難してください(やさしい日本語)

→そんなやさしい日本語を情報保障や国際交流、ビジネス、観光などの場で使って欲しい!

 

【誰がどうなったらよいのか?】

「やさしい日本語」をもっと多くの人が生活に取り入れて欲しい

 

【どのようにつくるか】

ステップ1:やさしい日本語ワークショップ

ステップ2:やさしい日本語×国際交流

ステップ3:やさしい日本語×湘南ツーリズム

ステップ4:活動にやさしい日本語を取り入れて欲しい

 

【一緒に考えて貰いたいアイデア】       

・外国の方とお話することはワクワクする?

Yesの方:やさしい日本語とコラボしたら楽しそうなことを考えてほしい

Noの方:やさしい日本語についてどう思うか?感想を聞きたい

 

【参加者からのアイデア】

・障がい者の方とのコラボ

→通訳の際、日本語が速すぎて省略されてしまったりすることも…

→手話しやすい日本語

 

・外国の方とお話しする=英語のイメージだった…

→ドキドキして積極的にコミュニケーションをできていなかった

・日本語が一番使われている

→日本語で話してもいいという安心感

 

・カタカナゲームをしたら面白いかも

 

・コラボのお願い

中高生をベトナムに連れて行っている

→第二言語を日本語で勉強しようとしている人に理科の授業

→なんやかんやで英語

→一度中高生に講義を!!!!

 

・ジェンダーの話

→セクシャリティに関する法律

→相手の文化などが前提に

例)同性のパートナーがいる方に異性のパートナーがいる前提で話すと気まずい

→この観点を加えて話すといいのでは?

 

【Next Action】

・湘南ビジネスコンテストにエントリー中

 

・グラレコ(手書きは優しい)

→これではさみの法則を伝えたらいいのでは

は はっきり

さ 最後まで

み 短く

 

・カタカナゲームやってみたい

 

・チガラボでワークショップをやりたい

 

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2人目: 「わくわく探検隊」桂俊介さん、佐藤洋平さん、玉田勝司さん

「地域×社会×社会人をゴチャ混ぜにした新しい遊び場を作りたい!」

 桂さん、佐藤さん、玉田さんはわくわく探検隊として活動されています。わくわく探検隊は地域フィールドに学びを娯楽化し、ひとりでにワクワクするプログラムを作りだす怪しげな集団とご紹介いただきました。

わくわく探検隊の皆さんは現状の学びの場に対して実践が足りないと考えており、地域・地方をフィールドにして異質の混ぜ合わせで予測不可能な学びの場をつくり出そうとされています。

 

【やりたいこと】

地域×高校生×社会人をゴチャ混ぜにした新しい学びの場を作りたい!

 

【なぜやりたいのか】

現状の学校や職場の学びでは、同じような価値観やフレームでまとめられていて創発性が低いと考えている…

→地域や地方をフィールドにして、異質の組み合わせを起こして日常では起こり得ない化学変化を起こして「学びなおし」のできる場を作りたい!

 

【誰がどうなったらよいのか?】

日常から離れた環境に身を置くことで、改めて働きかたや生き方を考え直して学びなおしについて考えるきっかけに繋げたい

 

【一緒に考えてもらいたいアイデア】

何かを飛び越えて行動してみることを経験したときにどのような気持ちや感情になったか

 

【参加者からのアイデア】

・社会人:高校生のフレッシュな気持ちを

 若者:社会人の立ち振る舞いを学ぶことができる

→若者:多様性が広がってきている⇒社会人の方が疎い印象

 

・実際、多世代に関わろうとして場に参加する人はいない

→何かに参加してみて、結果的に多世代と関わっているのではないか

 

・学びに目的をもってしまったら意味がないのでは?

→まずはとにかく楽しんでみる

→その活動に賛同してもらえる人から取り入れていく

→そのあと興味のない人、団体に

 

・旅行やツーリズム

→良いコトのイメージが強い

→ネガティブなことも(できなくて悔しい)

→そのネガティブなことこそ今後に繋がる感情

 

・教師視点での考え方

→仕事のうち5分の1は教壇に立つ仕事

→事実、それ以外の業務がかなり多い

→家に帰ってきても仕事をしていたり…

→重要な活動であることは重々理解しているけれどもなかなか忙しくて難しい

 

・サラリーマン家庭で育った

→均質的な人との交流が多かった

→選挙に関わったことで色々な人の視点を得ることができるようになった

→その出会いから自らが選挙に出ることに

 

→そういう体験に意義があるように感じている

 

【Next Action】

・チガラボチャレンジで関わったものをゴチャ混ぜにしてみたい

・ネーミング募集

・まずは活動してみて、後々事業化を目指す

 

【スタッフコメント】

 ご拝読ありがとうございました!イベントインターンの岩田です!

 まずお1人目の発表の井上さんのやさしい日本語は今からでも取り入れたいなと感じました。僕自身大学で留学生の方と関わる機会があって、少しだけ言語的な壁を感じたことがあります。また、僕は何かを話すときに早口でまくし立ててしまう癖があるので、そんな癖がきっと聞き取りにくいんだろうなーと思います(笑)。井上さんのワークショップに是非参加して、学んでみたいなと感じました。こんなやさしい日本語が広まって、日本にいる人みんなが楽しくコミュニケーションを取れたらいいなーと思います。

 そして2組目の「わくわく探検隊」の皆さん。ネーミングの募集が特徴的な発表でした。僕は「わくわく探検隊」のネーミングセンスとても好きです!そして、発表内容は僕の大学での研究内容に近いなととても感じていました。多様な人との関わり合いは何となく怖い印象がある方が多いのではないかと思っているのですが、やはり関わることでたくさんの学びを得られますし、何より楽しいものだと思います!是非ともたくさんの人に交流を通じた学びの場を提供していただきたいなと思います。

 

 当日はオンライン、リアルのハイブリッド開催でしたが、オンラインとリアルに壁など感じず白熱したアイデア出しや、交流会もたくさんの方と交流できました。

 

チガラボチャレンジは参加者全体でしっかりと聞いて受け止め、前向きな意見やアイデアが得られる場です。皆さんのTAKURAMIをお待ちしております!

 

次回のチガラボチャレンジは8/11水)19:00からスタートです。

 

★来月のチャレンジャー

☆中村 容さん テーマ確認中

 

☆堤 健一郎さん「【本のある生活】のきっかけ作りをしたい」

 

↓お申し込みはこちら。

https://chiga-lab.com/event/6997/

 

井上さん、「わくわく探検隊」の皆さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!!