開催レポート:【チガラボCinema】カレーライスを食べながら、映画『カレーライスを一から作る』を観よう
(投稿日:2018.8.23)

7月15日(日)、「【チガラボCinema】カレーライスを食べながら、映画『カレーライスを一から作る』を観よう」を開催しました。

「チガラボCinema」は、人のつながりから新しいことが生まれるコミュニティである、チガラボ流のスタイルで開催される映画イベントです。

①映画を通じて、多様なテーマを考える
②上映前の自己紹介や、上映後の感想共有を通じて、人とつながる
③映画に関連する料理を食べて、テーマを身近に感じる
ことを目的に、これまで「食」「介護」「震災」がテーマの映画を上映してきました。

4回目となる今回上映したのは、2016年公開の『カレーライスを一から作る』。探検家・関野吉晴さんが武蔵野美術大学で担当するゼミ活動のドキュメンタリー映画です。

学生たちはカレーライスを一から作るために、米や野菜だけでなく、スパイス、塩、お皿までも自分たちで作ります。野菜が思うように育たないことへの焦りや、育てた鳥を食べるかどうかの葛藤が等身大のまま伝わってくる、成長と奮闘の物語でした。

上映終了後は、スタッフ手作りのカレーライスを食べながら、感想共有を行いました。
・いつも当たり前に食べているご飯がどうやって作られているのかを知って、命の大切さを改めて感じた(高校1年生)
・自分も農園で野菜を育てているため、化学肥料を使うかどうかの葛藤にすごく共感した。
・鳥のシーンが多く取り上げられていたが、命をいただくために殺生するのは、野菜も同じことだ。
・現代社会は多くのことが分断されて、見えなくなってしまっている。
・「いただきます」という言葉の大切さや、フードロス問題について、改めて考えたい。
・こんな授業を受けたかった。すごく羨ましいし、多くの人に受けてほしい。
・この授業を受けた大学生がその後どういう風に生きていくのかを、ぜひ取り上げてほしい。
といった感想が上がり、命や食、そして私たちの暮らしについて考えることができました。

参加者は、家庭菜園や食についての関心が高い人が多く、実体験にもとづく楽しさや難しさが語られました。湘南は海以外にも、畑や田んぼ、山などがある、自然豊かな地域です。この映画を一つのきっかけに、農にふれたり、食について考える機会を持っていただければ幸いです。以上、振り返りレポートでした。

次回の「チガラボCinema」は9月1日(土)、人類の未来に迫るドキュメンタリー映画『TOMORROW パーマネントライフを探して』を上映いたします。農業・エネルギー・経済・民主主義・教育それぞれの分野での新しい取り組みから、これからの私たちの暮らしかたや地域のありかたを考えましょう。

◯9月1日(土) 【チガラボCinema】映画『TOMORROWパーマネントライフを探して』を観ながら、地域のこれからについて考える会(定員:各回30名)
昼の部:10:00〜14:00
https://chiga-lab.com/event/2697/
夜の部:16:00〜20:00
https://chiga-lab.com/event/2699/