開催レポート:【チガラボSpecialTalk】ソトコト編集長・指出一正さんと考える、ローカルプロジェクトのつくりかた
(投稿日:2018.2.17)
【関係人口/ローカルプロジェクトで地域をおもしろく】
2月2日(金)、「【チガラボSpecialTalk】ソトコト編集長・指出一正さんと考える、ローカルプロジェクトのつくりかた」を開催しました!
ゲストにお越しいただいたのは、ソーシャル&エコ・マガジン「ソトコト」編集長の指出一正さん。昨年のチガラボオープニングイベント以来、1年ぶり3度目のご登壇です。
今回のテーマは「関係人口」と「ローカルプロジェクト」。全国の事例を指出さんに紹介していただきながら、地域をおもしろくする方法を考えていきました。
「地域が面白くないのは、住んでいる人が少ないからではなくて、地域に関わる人が少ないから。地域に関わる人が増えればいい。」と語る指出さんは、観光以上・移住未満の第三の人口「関係人口」という考え方を提唱されています。
住んでいないけど「まち想い」な関係人口ど真ん中の人、それを迎え入れる地元の人、ご縁をつなぐ関係案内所(≠観光案内所)、それぞれがまちに関わることで、人口減少社会でもまちはふくよかになっていきます。
そんな流れの中で、全国ではいま様々なローカルプロジェクトが生まれ、動いています。指出さんには、奈良県天川村で若者が企画したスナック「ミルキーウェイ」、越前おおのの水の魅力を伝えるプロジェクト「水を食べるレストラン・ミズカラ」、地域の高校生も集まる長野県飯田市のコワーキングスペース「裏山しいちゃん」などの事例をあげていただきました。
どれも共通して、「多世代・他業種が関わる」ことが、プロジェクトを盛り上げていく上でのカギになっています。誰もがまちに関われるきっかけづくりが、まちの未来を考える上でとても重要なのではないでしょうか。
質疑応答では、プロジェクトメンバーの集めかたや、プロジェクトを継続していく秘訣についての話が上がりました。指出さんからは、「説明会を企画したり、まちなかに定期的かつ定点で看板や人を置いておくと、興味を持ってくれる人が現れる」「人は飽きるものなので、必要がなくなったプロジェクトを閉じることも大切。3ヶ月先のことを考えて色々取り組んだ方が、結果として長く続いていたりする」というアドバイスをいただきました。
茅ヶ崎でも、海から山にかけて様々なローカルプロジェクトが動いています。チガラボも、面白いヒトやコトがあつまり実験していく場として活動していますので、これからもどうぞよろしくお願いします!
お越しいただいた指出さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!