開催レポート:【チガラボLocal】お寿司をつまみながら、ディープな茅ヶ崎・南湖の魅力にふれる会②三味線職人・中山大助さん
(投稿日:2018.1.18)
1月17日(水)、「【チガラボLocal】お寿司をつまみながら、ディープな茅ヶ崎・南湖の魅力にふれる会②三味線職人・中山大助さん」を開催しました。
昨年11月に引きつづき今回取り上げた地域「南湖(なんご)」は、浜降祭(はまおりさい)という祭りのまちであり、漁師町、かつては結核の療養施設である南湖院があった地域でもあります。現在は商店の数こそ減っていますが、残っているお店・店主はそれぞれに味のあるこだわりぞろい。そんな南湖の魅力に光をあてるため、「南湖・体験ストリート実行委員会」の服部宏行さんといっしょにこのイベントは企画されました。
第2回目となる今回は、三味線・琴の若き職人・中山大助さんをお迎えしました。中山さんは、お祖父様の代から続く「石村屋楽器店」で三味線と琴のメンテナンスを手がけられています。お話では、三味線・琴の基本的な情報から最近の業界事情、これからの展望についてお聞きしました。
近年は三味線・琴を弾ける場所が減少し、初心者向けのスターターセットですら10万円を超えてしまうため、演奏者の増加を妨げてしまっているそうです。中古市場の拡大や、日常で三味線・琴に触れる機会を増やすなど、より多くの人に身近に感じてもらう工夫が必要だと中山さんはおっしゃられていました。
お話の後は実際に楽器に触ってみる体験タイム。三味線の渋い音色、琴の美しい音色がチガラボ内に響き渡り、贅沢な時間を参加者のみなさんといっしょに過ごさせていただきました。
お食事は、チガラボではおなじみの南湖の名店「欣ずし」さんによる寿司をいただきました。大将の小又学さんは、南湖を盛り上げる「やんべぇよ会」の会長さんでもあり、日頃から地域内のつながりを大切にされています。
また、お酒は茅ヶ崎北口の商店街エメロードにある「水澤酒店」さんに日本酒をご提供いただきました。瓶には、ご主人が描いたオリジナルラベルが貼られています。
中山さん・小又さんの活動に触れることで、身近な地域でも知らないことは多いと改めて感じる機会となりました。南湖にはまだまだ魅力的な人・もの・コトが多くあります。そんな地域のお宝に出会うため、このシリーズは定期開催していきますので、次回の開催もお楽しみにしていてください!
以上、振り返りレポートでした!