初開催レポート:【チガラボLIFE】ADHDコーチング的お金の向き合い方
(投稿日:2023.4.5)
こんにちは。チガラボスタッフのけいちゃんです。
3/19(日)11:00-13:00に『【チガラボLIFE】ADHDコーチング的お金の向き合い方」が開催されました。
チガラボではやってみたいこと・密かに温めてきたことを「TAKURAMI」と呼んでおり、それがイベントなどの形でスタートできた時には、このように開催レポートを書くことで応援をさせていただいております!
今回は、チガラボメンバーのきゃのさんの初開催イベントです。
『ADHDコーチングで取り扱うクライアント様の困りごとやその解決事例は、一般の人に当てはめても役に立つのでは?』という実証実験的イベントの様子をレポートします。
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<ADHDコーチングとは?>
ADHD(注意欠陥多動性障害)当事者の頑張りを、セッションや継続的なサポートで応援する活動で「ADHDに関する情報提供や提案」や「ADHD当事者の課題達成を継続的にサポート」しています。
<ADHDの方とお金に向き合うことの関連は?>
ADHD当事者の方は、お金を浪費し過ぎてしまったりとお金の使い方について悩みがある方が多く、「不注意、多動性、衝動性」がよりお金の管理を難しくする側面があるのだそうです。
<きゃのさんプロフィール>
・ADD Coach Academy認定(見込)ライフコーチ /ファイナンシャルプランナー2級 / 国家資格キャリアコンサルタント
・普段は精密機械メーカーの技術系会社員。社会人2年目に不注意優勢型ADHDの診断。
・米国のADHDコーチングスクールでADHDコーチングを学ぶ。
・Twitter : https://twitter.com/kyano_1992
<自己紹介タイム>
チガラボでは、主催者やチガラボスタッフはもちろん、イベントの参加者さんも。集まった全員が自己紹介をすることを大事にしています。参加者さんも自己紹介をしていただくことで、一緒にそのイベントの「場」をつくりやすくなったり、自然なアイスブレイクになり、会の進行がスムーズになることが多いのです。
<Q.お金の管理で困っていること・やっている工夫はありますか?>
A.困りごと(参加者の皆さんの声)
・お誘いごとの取捨選択
・食費を使いすぎる
・嗜好品と日用品の価値観に差が
・車の維持費が高い
・メルカリで衝動買い
A.工夫していること(参加者の皆さんの声)
・遠方には複数の用事で行く(交通費をムダなく)
・クレカではなくデビットカードを利用する
・買い物の回数を減らした
・2年着なかった服はメルカリで売る
・マネーフォワードMEで家計簿
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.moneyforward.android.app
<Q.今後どういう工夫をやってみたいですか>
A.参加者の皆さんの声
・食費を使いすぎる
→SEの知識を活かして自分でお金管理botをつくろうかな
・食費を使いすぎる
→ストレスをためないこと/余白を持つことを心がける
・嗜好品と日用品の価値観に差が
→所有欲をゆるやかに手放す
・メルカリで衝動買い
→丁寧に値切る!
<お金のワーク:1000$ワーク>
毎日、何にお金を使いたいかを考えるワーク
『100~1000万あったら…』
・息子と妻に学びの機会をもっとあげたい
・自己投資
・ローンを返済しつつ4大大会テニスを観にいく
・全国に泊まれる場所と関係性をつくりにいく
・ライスワークを減らして時間の余白をつくる
『1億~10億あったら…』
・うどん屋さんをはじめる
・海外に家を買う
・ローン完済!
・大きい建物を手に入れる
・超豪華キャンピングカー
『100億あったら…』
・困っている家庭の子どものサポート
・子育てをしたい・できると思える社会づくり
・マンション投資運用
・宇宙へ
・南の島を買う
<ADHD当事者を知る>
「ADHDの方の困りごと就労編・医療費編」や「ADHD (発達障害全般) を取り巻くお金関連の支援制度」を事例を交えて解説くださいました。
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『スタッフコメント』
コーチングの中でも普段あまり聞くことのない「ADHDコーチング」でしたが、そういった社会的にマイノリティの方々にもよりそって伴奏してくれる専門的なサポートは不可欠だなぁと感じました。
また、想定外にお金を使ってしまうことは誰しもあることですが、「その度合いが大きく違うのだ」ということを知ることは、安易に分かった気になったり、苦労を知らずに『自分もそんな時ってあるよ。』と無自覚に言ってしまうようなこともなくせるのではと感じました。
主催のきゃのさん、初開催お疲れ様でした!次回のイベントも楽しみにしています!