開催レポート:【チガラボチャレンジ 】やりたいこと宣言&いっしょに考える会 vol. 66
(投稿日:2022.7.19)

こんにちは!チガラボスタッフのきっちーです。

7月13日(水)【チガラボチャレンジ】「やりたいこと宣言&いっしょに考える会 vol. 66」を(リアルとオンラインのハイブリッドで)開催いたしました!

チガラボチャレンジは毎月1〜2名の方にやりたいことを発表いただき、アイデアや情報、どうしたら実現できるか、自分ならどんな協力ができそうか、といった前に進めるためのディスカッションを行っています。

 

【今回のチャレンジャー】

■木村宏美さん「Harb garden piilo 〜茅ヶ崎にじぶんに還る秘密基地をつくりたい〜

■西かほりさん「子ども虐待、生き延びちゃった人が面白く生きる方法!

 

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■木村宏美さん「Harb garden piilo 〜茅ヶ崎にじぶんに還る秘密基地をつくりたい〜

【発表のきっかけ】

・チガラボに3~4年前に在籍していて、その時は女性のキャリア支援を行っていた。今回はチガラボスタッフのあおいさんのお誘いで参加した。

 

【やりたいこと】

茅ヶ崎にHerb Gardenを作りたい!

Herb Gardeは、正確には「ポタジェ・ガーデン」という菜園のことで、野菜や花だけでなく、果樹やハーブや花なども 栽培する美観を備えた庭で、土や植物に触れたり、人と会話をすることで、ホッとする、素の自分に戻れるような場所を作りたい。

小屋をカフェや地域コミュニティに使ってもらいたい!

 

【なぜやりたいのか】

場所を作りたかった!自分の軸になる場所を作りたい。

何者でもない場所にしたい。母であったり、従業員だったりという肩書を外せる場所が欲しい。

自分の居心地のいい空間が欲しい。家を3回作る機会はあったけど、作りたいと思ったことはない。だから自分の心地よいと思える空間を改めてほしいと思った。

そのツールとしてハーブを使って、植物療法を知ってほしい。

 

私は、幼少期からあまり家に重きを置かずに いつも何か居心地の悪い思いを抱いていたので、人生で一度くらい自分で作った空間で居心地が良い場所を作りたいと思った。

ふらりとハーブガーデンを訪れて、自分と向き合ったり、わざと自分から意識をそらして植物を眺めたり、何者でもない場所に還る場になるといい。

ただ、個を大切にする場とは反対の意味になるかもしれないが、もう一つの顔として、集団で活用できる場にもしたいと思っている。

 

ハーブガーデンを選択したのは、フィトセラピーというハーブやアロマを用いた「植物療法」を私は行っており、フィトセラピストとしてメディカルハーブを用いるフィトセラピーの活用を広めたいことと、ハーブという有形物とそこに集まる人が紡ぐ絆や楽しさ、想いなどの無形物が生まれる場にしたかったから。

 

【誰がどうなったらよいのか?】

・笑顔になれたり、リフレッシュできたといってもらえるようにしたい。自然の中で何も考えずにいられる場所、スモールビジネスのはじめ方がわからない人のために活動したい。

・今を整えて未来を考えられる場所を作っていきたい!

・今がつらい、今を変えたいといった先の未来に対して明るい気持ちになってほしい。

・土に触れて、自然と関わることでまったりできるようになってほしい。

植物に興味がある人や自然の中に身を置きたい人、心身ともに疲れている人、スモールビジネスを始める場所に困っている人がハーブガーデンを出る時に笑顔でリフレッシュできたと言ってくれると一番うれしい。

 

【どのように実現するのか?】 

ハーブガーデンを本格的に作るために、まずは土壌のことを勉強する。9月からアグリカルチャースクールに通い、1年間土壌と植物の育成について学ぶ。その間に、自宅の庭を実験台にして実際にハーブを育て、庭作りの経験を積む。

場所を貸してくれる方の情報も仕入れていく。

 

【参加者の皆さんと一緒に考えたいこと】

・ハーブガーデンがあったら何をしたいか、何が出来るか。

→メディカルハーブという形でワークショップにする。

 その場でハーブを収穫してそれをハーブティーにしていく、採れたてのシステム。

 ハーブの相談がすぐできる場がいい。

 気軽にハーブに触れたり、畑の中に座れる場所がいい。

 

・どんなサービスがあったら嬉しいか。

→会社人間は仕事とオフの切り替えができないのが理由なので、性別別のイベントや日程を行うと交友関係が広がるからうれしい。

 季節別による仕様・イベントで集客して、いろんな間口を作ったらいいと思う。

 古民家の保存(あしかり瀬戸屋敷)のような異空間にするのもいいかも。

 なんかわからないけど行ってみたいと思える場所はいい。

 

・居心地が良い、リラックス出来る空間とはどのような空間か。

→頭の中が空っぽになれる秘密基地。おばあちゃん家がくつろげる。

→宏美さんがもっとおばあちゃんになったときの場として。「おばあちゃんになっていく過程をみていく」という劇場型ハーブ園のように、宏美さんがハーブ栽培して、本読んで見ている人がいて、外から見ている人がいて〜という多様な形がいいかも。演出という計算。

  ⇒未完成な感じが楽しめる材料になるかも。

 

【参加者の皆さまからの質問・情報・アイデア】 

・ハーブを日常利用で調理に使えるものがある?

→ローリエやローズマリーはお肉の臭みを取るものとして使える

・宏美さんが参加者やその場の人が楽しめる場所やワークショップができるといいね。男性でもアウェイにならないようにいろんなイベントを設定する事がいいかも。ベビーカーや車椅子でも入れる

・別の目的としてチラ見が出来るようにするといいかも。サービス内容で宏美さんが呼びたい人を呼んでいけば心地のよい空間になりそう

 

 

【Next Action】

最後に木村宏美さんのNext Actionを発表してきただきました!

まだまだ甘くて生煮えの部分があるけど、これを詰めていくともっと見えてくる者があると思う。かつもう少しおばあちゃんになってもいいかなと思った!

3年ぐらいでゆっくりやりつつと思っていたから、動きながら方向性を定めて行きたい!その時のツールがハーブじゃなくても!!

「自分の家の庭でポタジェ・ガーデンを作ってみる!!!」

アグリカルチャースクールに通い、1年間土壌と植物の育成について学ぶ。

 

詳細はグラフィックレコーディングのこちらもぜひご覧ください。

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■西かほりさん「子ども虐待、生き延びちゃった人が面白く生きる方法!

【発表のきっかけ】

・先月チガラボに入会しました!

・過去に虐待経験があったが、昨年からやりたいことが見えてきた。

だからこそ虐待経験があった子供もそうでない子供もやりたい事を実現できるようにしたい!日本の子供の現状を楽しく変えていきたい!

 

【西さんのお話し】

茅ケ崎生まれ、茅ケ崎育ちの西さん。

10年前から虐待の後遺症によって非常に苦しんだ経験があった。

今は落ち着いてきたため、自らの経験をもとに虐待の後遺症に苦しむ方の傷を癒すための団体「助け未来21」を一人で立ち上げた。

虐待を受けていた当時と後遺症に苦しんでいた当時は「楽しむ」「喜ぶ」「笑う」という感情がなかった。だからこそ今楽しみたい欲が最高潮で、このチガラボチャレンジも楽しい!

後遺症に苦しんでいる時に、もう変わらなきゃ!と思ったときに頑張って虐待サバイバーの方たちが集まるイベントに行ったことがある。最初は気分が落ちてしまったけど、二次会の居酒屋での、1言えば10わかってくれる雰囲気がすごく心地よかった。参加者の方の帰路は別だけど、「明日から生き延びてやる」という目をして帰っていくのが未だに忘れられない。だからサバイバーの方たちのためにこんな場を作っていきたい。

 

【やりたいこと】

・茅ヶ崎を音楽で変えていきたい。そこから日本全国世界を変えていきたい。

 →茅ケ崎でどういうスタンスでできるのか?

 →湘南から神奈川、関東で何ができるのか。拡大してどうやって発信していけるのか?

・音楽を使って子供の環境を変えられるのか。

・生き延びてしまった人が楽しくなれるような環境を作りたい。

・居酒屋と協力して虐待サバイバーと集まって「あるある」を言い合うような会をしたい。

 

【誰がどうなったらよいのか?】

サバイバーは話したい、言いたい、声を上げたい。でも分かってもらえない、受け止める方の問題もある。虐待の話を聞いている人は苦痛と感じてしまえば虐待になってしまうジレンマが生じてしまうので難しい。

だからサバイバーの方が誰かに話して楽になりたいときのための居場所を作りたい。

潜在している人をグーって引っ張り出すことも、一皮むけた人に無理やり話させる事もしたくない。自発的に話して、自発的に聞いてくれるような場所にしたい。

 

【どのように実現するのか?】 

日本は虐待に対して遅れている。虐待がないものにされている。だから虐待の存在を発信していき、多くの人が虐待やサバイバーに対しての認識を広めて、イメージ通りの普通の家庭が多くないことを顕在化させて日本の現状を変えていきたい。

最近ではSNSを利用してサバイバーの方同士が交流したりしているので、コミュニティーを作っていき、サバイバーにとって心地よい居場所つくる。

 

【参加者の皆さんと一緒に考えたいこと】

・音楽で長期的にどうやって広げるのか?

 →音楽でやりたいのではなく、音楽が人を救う力があるということを広く伝えたい。

 

・普通の人や虐待といったことを敬遠している人たちに向けて、面白おかしく関われるようなラフな場(カフェや居酒屋)を作っていきたい!そのためにどうやって作っていこう?

→場所として考えると難しくなってしまうので、まずはツールとして考えてみても良いかも

 

【参加者の皆さまからの質問・情報・アイデア】 

・METOのような声を上げることでそれが連鎖的に反応が起こる。

・誰とそれをやるの?

 →協力をしてくれる・聞きたいと思う人を探して一緒にやっていきたい。

 ⇒児童虐待のNPOや教育系のNPO・企業に協力を求めても良いかも。

・SNSで聞いてほしい・話したい内容ををいろんな人に聞いてもらうことが良いかも(ラジオやYouTubeなど)

・新しいことをやるよりも自分がやれる身近なことから初めて見る方がいいかも。自分に置き換えてやっていくのがいい。→場ではなくツールとして考えてみる。

・サラリーマン川柳みたいな感じにして発表していく軽いノリもいいかな!

・ラップやラジオにすることで重くなり過ぎずに伝えられる。それを音楽にするのもいいのでは?

・本をテーマにして話してみたりすることで、話す方も話しやすいし聞く方もやりやすい。

ペアドク:出会って30分で、素で話せるというサービスもある

 

 

【Next Action】

最後に西かほりさんのNext Actionを発表してきただきました!

今日来てよかった!!!

いろんな人と知り合えていろんな話ができて良かった。形にして進めていきたい。もっと話がしたいからチガラボに来ればいいの??笑

チガラボのイベントにたくさん参加してもっとみなさんと仲良くなりたい!

ラジオにも挑戦してみる!!!!

 

詳細はグラフィックレコーディングのこちらもぜひご覧ください。

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【スタッフコメント】

初めてチガラボチャレンジに参加したのですが、初めましての方たちであんなに活発に議論が進んで、チャレンジャーの方の悩みに真摯に向き合っている姿に感動しました!

木村さんと西さんのチャレンジは、来てほしい人やそこでやりたいこと、目的は異なりますが、「居場所を作りたい」という手段は一緒であると感じました。

お二人のお話しの中でも登場した「多様性」という言葉ですが、

じゃあその多様性ってどういうことなのか?

どこからどこまでが多様性なの?

分かり合えないことを多様性というぼやっとした言葉でまとめちゃっていいのか?

などなど考えさせられる会でした!

発表者の木村さん、西さん、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

 

 

次回のチガラボチャレンジは8月17日(水)19時〜開催です。

★8月のチャレンジャー

・山田秀砂さん&四條邦夫さん さん「茅ケ崎を知ろう」〜市民活動、防災と福祉〜

・弓削春子さん「テーマ確認中」

 

★9月のチャレンジャーも募集中です!!

ご自身のTAKURAMIを皆さんと一緒にブラッシュアップしたいという方、お待ちしております!

 

皆さまのご参加お待ちしております!

https://chiga-lab.com/event/8710/

 

★添付写真のグラレコについて★

 グラレコ担当:海老原 千恵子さん(イラストレーターDotさん)

フリーのイラストレーターさんです。

※「グラレコ」とは?

→「グラフィックレコーディング」といって、主に会議や議論などの場・セミナーやパネルディスカッションなどの場で、話の流れをリアルタイムで文字や図(絵)におこし、視覚化して参加者と共有させるものです。

いつも素敵なグラレコを作成していただきありがとうございます♪