開催レポート:【チガラボLife】人生が楽しくなるツールマンダラ思考法の勉強会〜vol.0 マンダラって何だ?〜
(投稿日:2022.3.2)
こんにちは!チガラボスタッフのごんちゃんこと岩野です。
2/28(月)にTAKURAMIメンバーの藤村一樹さんがチガラボでの初イベント
「【チガラボLife】人生が楽しくなるツールマンダラ思考法の勉強会〜vol.0 マンダラって何だ?〜」を開催しました。
早速イベント当日の様子をレポートしていきます!
- マンダラートとは?
元々マンダラとは古代インドを起源とする仏を描いた絵であり、その模様を利用して頭の中を整理したりする思考のツール。
最近では、メジャーで活躍中の大谷翔平選手がこのマンダラを高校時代から使っていたとして認知度が上がっています。
(これがマンダラ)
藤村さん曰く、一発逆転を狙う道具ではなく、自転車のように何度か失敗を繰り返したのちにいつの間にか手助けしてくれているツールなんだそう。
会の中でも何度も「最初からいきなりできるわけではないので会の中でも何度も気軽に試してみてくださいと」おっしゃっていました。
- 藤村さんとマンダラの出会い
藤村さんがマンダラと出会ったのは今から30年ほど前。いろんなことでてんやわんやしている時にお父さんの本棚にて「マンダラートの技法」という本を発見!
それから現在まで非常に長い付き合いになるそうです。
- 藤村さん流マンダラの使い方&効果
マンダラは考具(考えるための道具)として使える!なので、いろんな場面でその時に合わせて使うことができる。藤村さんが実際にマンダラを使うときは次のような場面!
・創作・プログラムの実行
・リニア思考の脱却
→リニア思考とはまっすぐ一直線な思考。思い込みや0-100思考になりやすく、つまづいたらまた初めからという行為をぐるぐる繰り返して疲弊してしまうことも。
マンダラ思考法を使うと多面的に物事を考えることができるので、リニア思考を脱却することが可能になる!
・夢設計
→マンダラを書く際、実現可能性は一旦排除してOK!実際は無理そうでも手段として書き出すのは自由なので夢設計の場面でも最適
・状況把握
・問題解決
→大きな問題があるとき、課題がなんなのかさえ把握できない時にマンダラを使って問題を細分化し、理解することで解決の糸口を見出すことができる。
・アイディア創出
・文章作成、組み立て
など、役立つ場面はたくさん!
- とにかくやってみよう!
今回のイベントでは藤村さんが考える4つの作法を体験しました。それは
・展開型
・シナリオ型
・問題解決型
・テンプレート型(今回のイベントでは藤村さんによる説明のみ)
今回は「自分の好きなこと」をテーマにマンダラを作成していきました。
work0 眺める
マンダラを書く前に、まずは並んでいる9個のマス(通称cell)を眺めます。
マンダラを書くときの注意点として、なるべく一人でやるとのこと。ディープな問題を扱うときほど一人でやるのがいいのだとか。理由としては、他の人がいるとついついカッコつけてしまい癖が人間にはあるため、一人で向き合うのが良いとおっしゃっていました。
work1 展開型
まずは自分の好きなことを8個書いてみます。
行き詰まったらマスとマスの間を眺めていると閃いたりすることがあります。
8個をベースに一つ一つのますの好きな要素をあげていくと8個→64個とどんどん広がっていきます。なのでこの展開型はアイディア出しに向いているそうです。
work2 シナリオ型
マンダラを回すように使うことで、人に伝えるときの起承転結のあるストーリーを構成することができる。
まずはエッセンス(要素)を出してみて、ある程度できてきたら上から時計回りに順番に並べて話のシナリオを作っていく。この活用法はプレゼンのパワポや文章を書くときに役立つそうです。
work3 問題解決型
マンダラの真ん中にまだ達成できていないこと(問題となっていること)を置く。その司法に解決策を書いてみる。
これも行き詰まったときは書いた案と書いた案の間のマスを眺めたり、反対になるような考え方はどんなものがあるだろうと考えてみるのが良いそう。
この型を使うと、解決策のパターンをたくさん出すことができ、他にも案があることが目に見えてわかることから安心感を得ることができるそうです。
work4 テンプレート型
これはすでにある思考のフレームワーク(Plan,Do,Check,Actionや5W1H、2軸方)などをマンダラに当てはめて使う型。マンダラの枠に当てはめることで使っているフレームワークの今どの段階にいるのかや何が足りていないかなどがわかる。
ちなみに藤村さんは料理の手順でもこのマンダラを使っています!
宿題!?
最後に藤村さんから参加者の皆さんに向けて、宿題が出されました。それは
・白い紙を用意する
・誰にも会わない20分を作る
・マンダラを5枚程度、気になること(小さいこと)を真ん中だけ書く(周りに書くのは我慢!)
・中心だけ描いたマンダラを一週間程度持ち歩く(気がついたことは裏にメモ)
です。
書いたマンダラを持ち歩くことで、マンダラに書いた事柄に関連しそうなキーワードに自分から情報取集をおこうなう(カラーバス効果)ようになるんだそう。
一週間程度したら見返して、持ち歩いた時に集めた情報で展開していくのも新たな発見があって面白くなるんだそうです。
参加者感想
・マンダラ思考法が頭にあることで立ち止まるテンポ感を身につけることができて、焦る状況が減りそう。
・脳の整理、仕事だけではなく、自分のことを掘り下げていくことができると思った
・書き出す、見える化することで見返すことができる!
・悩みの解決のツールとして最適だなと思った。好きなこと、やりたいことをマンダラを使って広げていきたいなと思った。
・マスを眺めているだけで凝り固まった自分から少し離れられる気がした。
・好きになりそう。いろんなことを当てはめて書き出せる。
・藤村さんの進行、テンポ、トーンがすごくよかった!
スタッフ感想
大谷選手がやっていたということで知っていたマンダラですが、こんなにもいろんなことに応用できるんだと思ってびっくりしました。小さなことから大きな問題まで、自分のできるところまで細分化していき、アクションを起こし役するためのツールだなと思いました。
ちなみに、このレポートを書くときも早速シナリオ型を使って構成を考えてみました。
少しはすっきりレポートできていたでしょうか。。
藤村さん、参加者の皆さんありがとございました!