開催レポート:【チガラボチャレンジ】やりたいこと宣言&一緒に考える会vol.60
(投稿日:2021.11.22)
こんにちは!イベントインターンの岩田です!
11/10(水)「やりたいこと宣言&一緒に考える会 vol.60」がオンラインとリアルのハイブリッドで開催されました。
チガラボチャレンジは毎月2名の方にやりたいことを発表いただき、アイデアや情報、どうしたら実現できるか、自分ならどんな協力ができそうか、といった前にすすめるためのディスカッションを行っています。
【今回のチャレンジャー】
➀石黒晴久さん
学校トラブルデータベースをつくりたい
②高田裕也さん
「ボードゲームで遊んでみる会を開催したい!」
☆グラレコ担当:海老原 千恵子さん(イラストレーターDotさん)
フリーのイラストレーターさん。いつも素敵なグラレコを作成していただいております!
※「グラレコ」とは?
→「グラフィックレコーディング」といって、主に会議や議論などの場・セミナーやパネルディスカッションなどの場で、話の流れをリアルタイムで文字や図(絵)におこし、視覚化して参加者と共有させるものです。
1人目:石黒晴久さん
「学校トラブルデータベースをつくりたい」
石黒さんは奥様が学校の先生で、奥様のご苦労を身近に見てきた方です。学校の先生は、近年でも話題になっているように、やりがいのあるお仕事であるのと同時に大変なお仕事でもあります。そんな先生のお仕事の助けになればと、学校で発生するトラブルのデータベースをつくるというタクラミをお持ちくださいました。
【やりたいこと】
教育機関や研究機関に向けて、学校をまたいだトラブルデータベースを提供したい
【なぜやりたいのか】
年々教師という仕事の負担は増えていて、状況も悪化してしまっている…
実際、保護者さんからはクレームよりも「相談事」の方が多かったりする
↓
徐々に先生たちは疲弊してしまっていて、特に経験の浅い先生は孤立感や焦りなどを感じてしまっている
そんな先生方も現状や、周りの先生がどんな感じなのかを知るだけでも楽になるのではないか
【誰がどうなったらよいのか?】
経験の浅い教師の皆さんの焦りや孤独感に寄り添うことのできるように、トラブルデータベースを提供する
【どのようにつくるか】
多くの先生から情報を提供してもらってWeb上にトラブルデータベースを作成する
可能ならAIを活用して先生に本当に必要な情報を選び取ってもらえる機能もつけたい
【一緒に考えて貰いたいアイデア】
参加者の皆さんの率直な意見と感想が欲しい
【参加者からのアイデア】
・トラブル=人によって受け取り方が違う
⇒どういう方が活用するのか意識した方がいいのでは
⇒トラブルの「解決策」などではなくて、「この事案はどのようにみたらいいのか」や「どのように捉えたらいいのか」みたいな書き方の方がいいかも
・対応には先生ごとに差があるのではないか
⇒種類をたくさん書いておくと、俯瞰して見ることができると思う
・先生は多忙なのでこのデータベースに入力する時間が厳しいのでは
・ビジネスか行政か
⇒もしお金にしたいなら、大学の教師の卵に授業としてやるみたいな形も取れる
・近年、学校にもスクールカウンセラーが増えている
⇒そのシステムに組み込んだらより充実したデータベースになるのでは
・デメリットとして、保護者さんがこのデータベースを見たら「学校に行かせられない」と思ってしまうこともあるのでは
・弁護士さんや心理カウンセラーの人をパートナーにしたらいいかも
・個人情報の取り扱いが難しいところも
【Next Action】
・やり始める理由が明確に応えることができなかった
⇒改めて学校トラブルデータベースを作る「背景や理由」を考えたい
・今度、議員の方に意見を貰う
⇒ディスカッションで出てきた意見も踏まえてお伝えしてみたいと思う
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2人目:高田裕也さん
「”ボードゲームで遊んでみる会”を開催したい」
高田さんは、ボードゲームの専門店で働かれている方で、当日は実際にいくつかのボードゲームを参加者でやってみるというタクラミをお持ちいただきました。参加者の皆さんもはじめてのゲームが多く、白熱した発表となりました。
【やりたいこと】
”ボードゲームで遊んでみる会”の開催
【誰がどうなったらよいのか?】
もっと多くの方にボードゲームを知ってもらい、体験をしてもらいたい
そして、自分でボードゲームを買って遊んでもらいたい
【一緒に考えてもらいたいアイデア】
・プレイしたゲームの難易度についての意見
・参加者の皆さんがボードゲームについてもっと知りたいこと
【参加者からのアイデア】
・難易度について
⇒どれもそんなに難しくなかった
⇒とても面白かった
⇒どの年齢でも分かりやすく、やりやすいゲームだった
⇒一回だけでは理解できないことが多かったから最低二回はやりたい
・派生ルールをつくっても面白いかも
・「やさしい日本語」を使ってルール説明をしたらわかりやすい
・ルール説明に図とかが欲しい
【Next Action】
・チガラボでイベントをしてみたい
【スタッフコメント】
まず、石黒さんの発表は、学校内のトラブルについてでした。筆者の私も、つい数年前まで学生だったので、毎日毎日何かしら大小問わずたくさんの問題があったのを覚えています。
生徒間で解決してしまうこともあれば、どうしても先生に出ていただかなくては行けない場面もあったりと、先生の業務量は今考えるととても多かったのではないかと思います。きっと、新任の先生方の多くはこのことで頭を悩ませている方も多いのかなと思うので、そんな先生方の助けになるタクラミだなと個人的に感動しました。
そして、高田さんの発表は、実際にボードゲームの体験をさせていただきました。これまで数回チガラボチャレンジに参加させていただきましたが、はじめての体験型でした。実際、年齢も場所(オンラインとリアル)も別々の方とプレイ中は対等にプレイすることができてボードゲームは人との距離を近づけてくれるんだなと感じていました。
当日はオンライン、リアルのハイブリッド開催でしたが、オンラインとリアルに壁など感じず白熱したアイデア出しや、交流会もたくさんの方と交流できました。
チガラボチャレンジは参加者全体でしっかりと聞いて受け止め、前向きな意見やアイデアが得られる場です。皆さんのタクラミをお待ちしております!
次回のチガラボチャレンジは12/8(水)19:00からスタートです。
★来月のチャレンジャー
募集中です!
↓お申し込みはこちら。
HP:https://chiga-lab.com/event/7559/
石黒さん、高田さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!!