開催レポート:【チガラボSocial】はじめよう!サステナブルライフ入門ワークショップ with サス研@湘南
(投稿日:2021.7.26)

こんにちは。チガラボスタッフごんちゃんこと岩野です。

 

7/22(木)に​​「はじめよう!サステナブルライフ入門ワークショップ with サス研@湘南」が開催されました。

 

こちらのイベントは、チガラボメンバー兼スタッフのけいちゃんこと齋藤 佳太郎さんが『みんなで、みんなに、大丈夫をつける』というコンセプトではじめた、サステナブルな地域活動「サス研@湘南」の開催イベントです。

 

 

サス研@湘南とは?

「サステナブライフル研究会@湘南」通称サス研は、みんなでみんなに大丈夫力をつけ、湘南エリアをもっとサステナブルな街にする循環コミュニティ。

住んでいる地域、ご近所に多様な繋がりを持つことで、周りと一緒に「大丈夫」と思える繋がりを増やしながら、湘南をもっと持続可能な街にしていこうという目的を持って活動しています。

 

 

・サステナブルな暮らしをはじめたきっかけ

チガラボスタッフのしょこたんに勧められた食に関する映画をみたことがきっかけで、食や環境について調べるように。それ以来、「食」「薬」「日用品」の手作りや生ゴミを堆肥にして土に還すコンポストの活用などに挑戦。

その時「やってみたら意外と自分に合う、生活していてここちよい」と感じサステナブルな生活をするようになりました。

そんな暮らしの結果として得たものは、生活コストを浮かせることができるといったお金の面でのメリットよりも「自分の体に対する信頼」と、「つながりの大事さ」(情報をくれる周囲の人・一緒にやる人)とのことでした!

 

・土が海をきれいにする?!

土壌汚染は決して大地に限った問題ではなく、海も汚してしまっています。

山に降った雨は土に染み込みやがて川や海に流れていきます。その染み込む土が汚染されていたらそこから流れる水も必然的に汚染されていまします。そして汚れた水が行き着いた地で育った魚介類を人間が食すことになり、人体にも影響を及ぼしているのです。

つまり、汚染とは逆に「土をきれいにすることで、海もきれいに。そしてめぐりめぐってヒトにも良い影響を与えられる」のだそうです。

 

 

・生ゴミも海をきれいにする?!

日本の可燃ゴミの約40%は生ゴミ。生ゴミのほとんどは水分であるために焼却炉の温度は低下。熱を上昇させるために利用されているのがプラスチック。これが日本でプラスチックが減少しない原因の一つであると言われています。また、全国の焼却炉も老朽化が進み、再建する財源がない自治体も増えています。

つまり「生ゴミを減らすことで、可燃ゴミが40%も減るし、CO2の削減、脱プラ、自治体の負担減にもつながる」のだそうです。

そこで活躍するのが、けいちゃんがサステナブルな暮らしの中で始めた「コンポスト」!

生ゴミを堆肥にして土に還す仕組みを地域に取り入れることで、美味しい野菜を作る他に、海を守る循環も形成することができます!

やり方もたくさんあるので、住環境に合わせてはじめやすく続けやすいものを選ぶのがベスト!個人や家庭の単位ではうまく機能しない事もあるらしく、地域全体で取り組む事が大切なのです。

 

テキストの画像のようです

 

・これからの地球環境

斉藤幸平さんの著書『人新世の「資本論」』を参考に先進国とこれからの地球環境についてを説明してくれました。

科学技術の進歩や再生可能エネルギーの導入など、環境問題対策は進んでいるように見えています。しかし現実はそうではなく、エネルギー消費は先進国を中心に年々増え続けています。

「資本主義×技術の進歩=成長&拡大」が無限ループのように行われている以上、一人一人が漏れなく環境問題の当事者であることを意識しなければなりません。

成長&拡大の構造から抜け出すこと、それこそがサス研の目指す未来です!

楽しく!そして真面目に!湘南エリアをもっとサステイナブルにデザインしていきましょう!

 

 

・サストーク!!!!

ワークショップ後はそれぞれのサスい話の交流かが行われました。今やっていること、これから興味があることなど思い思いに会話を交わしました。サステイナブルな暮らしへの疑問などをけいちゃんが答えたり、SDGsに対するそれぞれの考え方を話し合うことができました。

 

 

・物々循環会を初開催!

ワークショップの最後に「物々循環会」を行いました。これは、自宅で不要になったもの、使われてなかったものを持ち寄ってその時のご縁で交換する会です。物々交換ではないのでもらった人にお返しをする必要はありません。

今後はチガラボに「物々循環会」の箱を設置する予定です。自分には必要なくても誰かには必要なものかもしれません。設置されたらみなさんもお気軽に持ち寄ってください!

スタッフ感想

サステナブルな取り組みの紹介のたびにけいちゃんが自分のやれる範囲で、その人にあった尺度でと言っていたのが印象的で、環境問題に取り組むにおいて大切なのは大きなアクションではなく、自分にもできる小さなアクションの積み重ねなんだなと思いました。

知らないと言ってしまったらそこまで、知識を持つことで人は意識を変えることにつながると思います。サス研はその気づきを与えて、輪を広げていく循環の入口を作ってくれているのだと感じました!

初イベントお疲れ様でした!参加者の皆様、ありがとうございました!