イベントレポート:\オンライン開催/チガラボチャレンジ51 やりたいこと宣言&一緒に考える会
(投稿日:2021.3.18)
こんにちは、チガラボスタッフのジミーこと大西です。
2/10(水)「\オンライン開催/チガラボチャレンジ51 やりたいこと宣言&一緒に考える会」が開催されました。
チガラボチャレンジは毎月2名の方にやりたいことを発表いただき、アイデアや情報、どうしたら実現できるか、自分ならどんな協力ができそうか、といった前に進めるためのディスカッションを行います。
【今月のチャレンジャー】
①足立修さん
精神疾患でも社会復帰できるインフラを作る
②島田彩加さん
地域の不器用な人たちのハートにチャッカマン!
1人目:①足立修さん
「精神疾患でも社会復帰できるインフラを作る」
足立修さんは、双極性障害II型の精神疾患により休職、復職されたご経験をお持ちです。治療中から復職後に到るまで、不安に感じたことやその不安に対してどのように向き合ってきたかをありのままに語ってくださいました。
再発への不安や周囲から視線は、治療中よりも復職直前や復職直後が1番辛かった、特に病院が開いていない夜の時間帯と振り返る足立さん。
復職できた理由として、奥様をはじめとしたご家族の支え、家族以外に信頼できる方の存在、職場の方々の理解などを挙げていらっしゃいました。
自分だけでできることには限界があるため、自助に加えて共助(周囲の理解)のある社会を目指し、そのためのオンラインを含めた仕組みを参加者の皆さんと考えたいとお話いただきました。
【参加者からの感想・アイデア】
- “うつになっても安心”ということが大切なのではないか。
- 夜でも専門家や誰かが答えてくれる場があると良い、例えば海外なら時間を気にしなくても良い。
- 子育て中、産後うつの情報交換のアプリがある。応用できそう。
- 精神疾患の人の家族だけのコミュニティもあると良い。
【Next Action】
経験者だけではない場所をつくってみる。チガラボでイベント化したい。
↑海老原 千恵子(イラストレーターDot)さんによるグラレコ
チガラボチャレンジでの発表をきっかけにチガラボグラレコ部を創設。活動の一環として、チガラボチャレンジでもグラレコを描いてくださっています。
海老原千恵子さんの
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※「グラレコ(グラフィックレコーディング)」とは、主に会議やセミナーなどの場で、話の流れをリアルタイムで文字や図(絵)に起こし、視覚化して参加者と共有する手法。
2人目:②島田彩加さん
「地域の不器用な人たちのハートにチャッカマン!」
長野県上田市にお住いの島田彩加さんは、個性的な性質(ADHD・HSP)で社会にうまく適応できず、メンタルバランスを崩された時期があったそうです。
闘病を通して、「病は、その人が自分らしく生きず、ストレスが許容値を超えた時に『その生き方は間違っている』と気づかせるためになるもの」との考えに思い至りました。
素敵な個性や才能を持っているにも関わらず、人生で一度挫折を経験しただけで社会に埋もれてしまうのはもったいないとの想いから、理解者やありのままでいられる環境が地域にあることで不器用な人たちも自分らしく生きることができるとおっしゃいました。
実際に体験した島田さんだからこそできる心の痛みに寄り添い、ありのままで過ごせる場所、夢ややりたいことができる場所を上田市につくりたいと宣言されていました。
とにかくたくさんのやりたいことをお持ちの島田さんは、参加者の皆さんに何から始めたら良いでしょうか?と広く投げかけていらっしゃいました。
【参加者からの感想・アイデア】
- 上田市版のチガラボをつくる。代表清水に弟子入りする(笑)。
- 大学が多い地域ならば、学生チームに行商をしてもらう。
- 地域の行政とのつながりをつくる。
- 上田のソーシャルキャピタルマップをつくる。
【Next Action】
柏屋別荘のイベントで今日のプランを発表する。今日の意見からできることをやる!
【イベントを終えて】
登壇者2人の共通点として、過去の自分とたとえ同じような立場になった人であっても、前向きに自分らしく生きていける土壌をつくりたいという想いがありました。
ご自身の辛い経験と真剣に向き合い、自分が経験したことの意味を考え続けてきたからこそ出てきたものなのだと感じ、自分の人生について考える場になったと感じました。
次回のチガラボチャレンジは、4/9(金)19:00からスタートです。
↓イベントのお申し込みはこちらから。
https://chiga-lab.com/event/6478/
足立さん、島田さん、それからご参加の皆さま、ありがとうございました。