開催レポート:【チガラボチャレンジ㊷】初オンライン開催!やりたいこと宣言&一緒に考える会
(投稿日:2020.5.18)
開催レポート:【チガラボチャレンジ ㊷】やりたいこと宣言&いっしょに考える会
こんにちは!チガラボスタッフのけいちゃんこと齋藤です。
5/13(水)「チガラボチャレンジ㊷やりたいこと宣言&いっしょに考える会」がオンラインにて開催されました。
チガラボチャレンジは毎月2組の方にやりたいことを発表いただき、アイデアや情報、どうしたら実現できるか、自分ならどんな協力ができそうか、といった前に進めるためのディスカッションを行っています。
【今回のチャレンジャー】
・嶋 頼彦さん 「家にいながらカンボジア旅行しよう」
・海老原 千恵子さん 「チガラボ グラレコ部をつくりたい」
1人目:嶋 頼彦さん 「家にいながらカンボジア旅行しよう」
ミナミホールディングス株式会社の嶋さんは、旅行に行けない人(視聴者)と観光地に住んでいる人(撮影者)をビデオ電話(ZOOM、LINE通話など)で繋ぎ、家にいながらカンボジア旅行気分を味わえるオンライン旅行サービス「Travel At Home」を立ち上げました。今後はウガンダ、 タンザニア、モンゴル等、アフリカやアジアを中心に世界各国がオンライン旅行できるように進めているところなのだそうです。
今回はこのサービスの可能性や考えているアイデアについて、『これはいい!』や『他にもこういうのがあったら使いたい!』の声をもらい、さらにブラッシュアップしていこうとチャレンジしてくださいました。
*ビデオ電話旅行サービス「Travel At Home」
*実際のビデオ旅行の様子
【なぜやりたいのか?】
・海外旅行をしたいけど、様々な都合でなかなか行けない方々がいる(一人で行くのは少し怖い、言語が不安、足が悪く旅行は難しいなど)
・ガイド役を現地のカンボジア人にやってもらうことで雇用を創出したい
【誰がどうなったらよいのか? 】
・海外旅行をしたいけど、様々な都合でなかなか行けない方々が、世界各国をオンライン旅行できるようになる。
・以下の特長を活かし、利用価値を上げる
➢ 1 対 1 で(複数も可)、自由に操作(指示)して観光できる
➢ リアルタイム
➢ 撮影者(ガイド)とのコミュニケーションが取れる
*利用例↓
➢ 留学先、新婚旅行等の事前の下調べ
➢ 写真や映像を撮ってもらう(素材として使いたいとき等) ➢ 展示会やイベントに出てもらい、質問等もできる
➢ 海外赴任時等で、引っ越し先の街並みを確認できる
➢ 危険で行けない場所に行って見れる
➢ 代わりにお墓参りをしてもらう
【方法は?】
現在、視聴者と撮影者を繋げるマッチングサイトを構築しつつ、ビデオ電話旅行サービス「Travel At Home」を、子会社があるカンボジアにてβ版でスタートしたところ。
漠然とカンボジアをオンライン旅行できます! では、ユーザーはイメージしづらいと思うので、個々のニーズに応えられるとがったツアーを作ってはどうかと考えているところです。
【参加者からのアイデア】
参加者からの質問など
・ガイドとの言語は日本語?
→はい。カンボジアは日本語を学んでいる人が多いです。
・アジア圏だと時差も少なくて日時調整しやすい
嶋さんご自身のアイデア
➢ 月●円でオンライン旅行し放題
➢ 視聴者からリクエスト、撮影者の提案の両方から決定して観れる
➢ ガイド日程のリストから選んで、「観るだけ参加」ができる
➢ 市場やマーケットで欲しい物があったら購入できる
➢ 撮影者の映像に視聴者自身が写り、記念写真
➢ ガイドに追い銭をしたり、何かを買ってあげたりできる
➢ オンライン旅行スタンプラリー
参加者からのアイデア
・(将来的に)アプリなどで翻訳や映すところの指示までできたらいい
・既存の旅行ツアーとの差別化→現地ガイドさんのキャラクターを立てるなど
・遠隔で海外商品の買い付けができそう
・現地のお祭りを観れたら楽しそう
・お祭りや催し物の裏側を観れる
・現地のローカルフード、母の味的な料理の作り方を教えてもらえる
・日本のカンボジア料理店とのタイアップで、オンラインで現地の料理を紹介してもらいながら、実際に食べれる
・旅行じゃなくて現地のなにげない日常でもいいかも
・撮影する映像のブレを防ぐためにスタビライザーなどはしっかり用意した方がよさそう
・既存の(リアルの)ツアーと比較したり、差別化するとかでなく、まったく別の見方で考えるという視点も大事な気がする
・オンラインなんだけど五感にアプローチできるような
・バーチャルフィールドワークとの相性がよさそう
【Next Action】
視聴者と撮影者を繋げるマッチングサイトを構築し、ガイドさんの魅力やクオリティを向上する
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2人目:海老原 千恵子さん 「チガラボ グラレコ部をつくりたい」
2人目のチャレンジャーは、フリーでイラストレーターをされている海老原 千恵子さん。茅ヶ崎在住でDOT(どっと)という名前で活動されています。
たまたま見かけたネットの記事でグラレコを知り、勉強会に参加。そこでグラレコの難しさと同時に面白さを実感し、『もっと上手になりたい!』と感じたDOTさん。
しかし、フリーランスゆえ「そもそも会議に参加する機会がない→グラレコを実践する機会がない」ことに気がつき、それならば、チガラボで「グラレコ部」をつくり部員と一緒に練習したり、グラレコが実践できる場をつくりたい!というTAKURAMIを発表してくださいました。
*「グラレコ」とは?
→「グラフィックレコード」と言って、主に会議や議論の場・セミナーやパネルディスカッションなどの場で、話の流れをリアルタイムで文字や図(絵)に起こし、視覚化して参加者と共有させるものです。
【なぜやりたいのか?】
1 直接反応がもらえる
→普段のイラストの仕事はほとんどメールでのやりとりで、出版物など挿絵の仕事では読者から感想をもらうことがほとんどないけど、グラレコは描く人も見てる人も一緒に 共有できるのが面白い。
2 以前チガラボでグラレコを取り入れたイベントがとても盛り上がっていた
→グラレコに興味ある人が予想以上に多いのかも?と思ったきっかけのひとつ
3 企業でグラレコ講習会の講師をした経験
→開催後の感想で、社員同士のコミュニケーションにもつながってよかったという声をもらえたことや、改めてグラレコは楽しいと思えた
【誰がどうなったらよいのか? 】
チガラボでグラレコ部をつくったら…
・以前チガラボで「グラレコ初級講座」の講師をされた山内健さんをアドバイザーに迎えたい
・部員で定期的に勉強会を開きたい
・チガラボのイベントでグラレコの実践&練習をしたい
・茅ヶ崎、湘南の地域で活動したい
【一緒に考えてもらいたいアイデア】
・会議やイベントの議事録的な役割以外でどんなことにグラレコを活用できそうか?
・どうしたら練習止まりにならず実践を詰めるか?
・部を継続(活動)させるためのアイデア
・オンラインでもできる活動方法
・そもそもグラレコ部に興味ある?
【参加者からのアイデア】
・会議やイベントの議事録的な役割以外でどんなことにグラレコを活用できそうか?
→障がい者のコミュニティ内で活用できそう
→カウンセリングの場で活用
→固いもの・小難しいものを柔らかく理解しやすくしてくれるので…市議会傍聴ツアー、校長の難しい話、夫婦げんかを客観視、遺言やエンディングノートなどにいいかも
→人のその時の感情や想いを視覚的に残せるので…旅行に同行してほしい、子どもの成長記録などにいいかも
・どうしたら練習止まりにならず実践を詰めるか?
・部を継続(活動)させるためのアイデア
→練習としてできそうなことはハウトゥ系の本をグラレコする、芸人のネタをグラレコにする
・その他
→会話を自動でグラレコ化するアプリとかできたらすごそう
【Next Action】
・グラレコ部を発足します
・毎月開催のチガラボチャレンジでグラレコを書きます
・今月開催のTAKURAMIフェスでグラレコを書きます
・どこかで収益化も必要なので→サービスとして利用してもらうための料金などのガイドラインをつくる
・以前チガラボで「グラレコ初級講座」の講師をされた山内健さんを、アドバイザーとしてお迎えする
*こちらは当日にグラレコ講師であり、Dotさんを応援するため参加してくださった山内健さんのグラレコです
【スタッフコメント】
お二人がプレゼンしてくださった内容は、どちらも多くの人にとって「まだ体験したことのない新しいサービス・ツール」であると感じました。また、今回のチガラボチャレンジもそうであるようにオンラインというこれまでと違う状況・環境だからこそ、生まれてくる新しいアイデアや知恵があることが感じられる会となりました!
次回のチガラボチャレンジは6/10(水)19:00スタートです。嶋さん、海老原さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!