【チガラボチャレンジ㉟】やりたいこと宣言&いっしょに考える会
(投稿日:2019.10.23)

10月6日(日)【チガラボチャレンジ㉟】やりたいこと宣言&いっしょに考える会

こんにちは、社会人インターンの京香です。

チガラボチャレンジでは、毎月2名のチャレンジャーがやりたい事を発表し、参加者のみなさんと一緒に、前に進むためのディスカッションを行います。

<今回のチャレンジャー>

小倉奈緒子さん&市川歩さん「多世代交流拠点、街のリビングをつくりたい」

川副泰門さん&吉ノ薗 祐人さん「リハビリテーション×ファッション」

▶︎「多世代交流拠点、街のリビングをつくりたい」

子育てしながら仕事をしているお二人。小学生の子どもと過ごしていると、今まで持っていた常識を毎日崩されると話すのは市川さん。子どもの学習支援ボランティアをしている中、子どもたちが親や先生以外の大人たちと関わりが少ないことを感じました。フィリピンに行った際に価値観の違いに衝撃を受けた小倉さんは、暮らしを取り戻したいと思うようになりました。誰かの「困った」は、他の誰かの能力を引き出すきっかけになります。お二人は、豊かに過ごせる茅ヶ崎にするには…と意気投合し、多様な存在をそのまま受容するような多世代交流拠点を作りみんながHappyになる循環を生み出したいと動き出しています。

参考とする活動「喫茶ランドリー

 

意見やアイデアをほしい点

> どんな機能があれば、より良い場になるか

> どう事業として成り立たせるか

> 物件募集など

【参加者からのご意見】

・学生は他の分野を学びたくても難しい。興味がある専門外の情報がリアルに得られるのは

 うれしい。

・事業となると会員制もあるが、利用が会員に縛られる。

・1か所ではなくてあちこちにあるとよい。バスでつなげば通いやすくなるのでは。

→市川さん>コンテンツが移動することは考えている。

→地域の受け皿としてのスケール感があると良い。持続可能な活動にしていくために、市民活

 動をサポートする団体等に、お金の話も聞いた方がよい。

・SDGsの観点から、地域の高齢者から昔の海の話を聞いて環境を考える場も出来そう。

・物件は…いいのがありますよ。

・マネジメント出来る仲間を入れると具体化するのでは。

▶︎「リハビリテーション×ファッション」

川副さんと吉ノ薗さんは、福岡から来た大学生。理学療法士を目指し勉強中であり、ファッションが好きというお二人。将来を模索する中、障害者がアート性の高い作品を生み出しているグッドジョブセンター(奈良)で衝撃をうけます。製作過程に障害者を巻き込んだインクルーシブデザイン(*)のTシャツを作りたい。障害者の作品だからとか、動作をサポートするための服だからとか、理由が前面に出るのではなく、欲しいと思うオシャレな洋服を提供したい…と現在、オリジナルデザインのTシャツをオンラインショップで販売しています。とはいえ片手間で理学療法士になれるわけではありません。川副さんは、3年間は働きながらリハビリと起業を学び、その後、地元九州にリアルショップを出したい。福祉関係で働いている大好きな両親に恩返しがしたいと将来のプランを語ってくれました。

*インクルーシブデザインとは、ビッグシルエットやユニセックスなど誰もが着やすい機能のあるデザインのことです。例えば、袖に腕を通しやすくするため、袖を広くしたデザイン。

意見やアイデアをほしい点

> どういう服だと買おうと思うか、その他アイデア

【参加者からのご意見】

・プロセスの商品化。美術館の企画でプロセスに魅力のある展示会があった。

・顔の見える地場野菜を買おうと思うように、ストーリーが見える方が買いたいと思う。

・SDGsをからめる。サーキュラーエコノミー(循環型経済)。ごみゼロを打ち出す「ヌー

 ディージーンズ」や日本のデニムを守りたい「デニム兄弟」のように商品にメッセージ性

 があると共感する。

→クラウドファンディングで事業化している。

・セルフブランディング。お二人ともイケメンだから、自分たちが前に出てファンを増やす。

・いろんなものとコラボする。関心のある人の層が増えてより良いものが出来る。

・訪問介護をしているお父さんの事業と絡んで、地域に根を張る活動が期待できる。

・世界に目を向けてやっちゃえばいい!

→川副さん>周りの目が気になって自信がなかったけど、アドバイスをもらって力になった。

 

【振り返って】

出来るか、出来ないかではなく、やったらどんな幸せが描けるのだろうかという視点で意見を出し合うチガラボチャレンジ。豊かに過ごせる仕組みとして多世代交流拠点を作りたい子育て世代の想いと、製作過程に障害者を巻き込んだインクルーシブデザインのTシャツを作りたい若者の想いは、普段では交わりません。市川さんたちは多世代の一部である学生の気持ちを知ることができ、川副さんたちは福祉関係者以外のアイデアを聞く場があったらいいなと視野が広がったようでした。2組のテーマは異なりますが、参加者も含め多様な想いの存在を知ることで幸せがムクムクと膨らむ不思議な時間。次回は11月6日(水)19時からです!

小倉さん、市川さん、川副さん、吉ノ薗さんそして参加者のみなさんご参加いただきありがとうございました。