開催レポート:【VYONDリリース1周年記念】新しいビジネスを1年で成長させるウェブデモ流 一人でもできる新規ビジネスの起こし方
(投稿日:2019.9.17)

こんにちは、社会人インターンの京香です。

コネではなくゼロからビジネスを立ち上げた、アニメ制作ツール「VYOND(ビヨンド)」。その 1年を振り返り、「小さな会社の売れるヒントとノウハウ」を教えてくれたのは、株式会社ウェブデモ代表 川崎実知郎さん。宣言通り惜しげも無く「暴露」していただき、参加者のアイデアを取り入れ新たな展開?!と盛り上がりました。

著作:技術評論社「YouTube 投稿&集客で稼ぐ! コレだけ! 技 」

  アニメ制作ツール「VYOND(ビヨンド)」について説明する株式会社ウェブデモ代表の川崎実知郎さん(中央)と参加者の皆さん

【勇気とスピード、そしてダメ元であきらめない】

2年前、表現自由なアニメメーションならもっと効果的な情報発信ができるのでは…と見込み、日本サイトに限らず1つ1つインターネット検索で商品を探しました。その数なんと何百サイト!いい商品にぶつかるまで根気よく探して出会ったのが「VYOND」です。そこから、勇気とスピードをもって慣れない英語で契約したいとメールでコンタクトしました。

 

【不得手の壁を超える】

1ヶ月放置されましたがあきらめません。チガラボでビジネス英語の出来る方と知り合い、仕事として依頼したところ、ウェブミーティングに漕ぎ着け3か月後に契約することが出来ました。自分でできないことは、専門家の力を借りるとスピードが上がります。ここでのポイントは仕事として対価を支払うことです。相手の本気度も違うし、失敗したときは勉強代として受け止めます。

 

【先行投資と回収 決め手はストーリー】

お客様が何を求めて購入するのか、どんな言葉で検索して商品に出会うのか…購入するまでのストーリーを描き、先に投資します。無名の商品を直接検索することは皆無に等しい。そこでいかにアクセス数を増やすかということに注力しました。SNS、YouTube、投資してブログで紹介してもらったり、プレスリリースしたり、そこからAbemaTV Primeで取り上げてもらったり、体験セミナーを開いたり…。アクセス数は跳ねたり落ち着いたりを繰り返し、じわじわ右肩上がりになります。ネットを見ない方へのアプローチも怠りません。先行投資ですから、一番上のビックサイトイベントに出展しました。ここまで投資したら回収するしかないと気合も入ります。そこに至る夢のあるストーリーを設計し、売れると信じたからこそ今があります。

  ホワイトボードも使用してノウハウを惜しげもなく「暴露」していただきました

【参加者からのご意見・感想・アイデア】

・1,500円の参加費でこんな奥深い内容を伺えてお得な気分!

・文字情報だけより分かりやすく伝えられるツールだと思った。

→アニメで表現するので、ロケに行ったり修正かけたりする手間がなく、安価で動画が作れるのがウリ!

・使用する文言の指導(コピーライティング)があるとより効果的な動画が出来ると思った。

・アップデートのしやすさから、オンラインの外国語会話などの教科書に活用したい。

・アニメのテイストに限界があり、ブランド観が出にくいのが弱点。

・飲食店の外国人アルバイトを対象に、接客マニュアルは有効だと思う。

→海外ではマニュアル系が出てきている。言葉を多国籍に対応すれば幅も拡がる。

・事情があって顔出しできないときに使える。

・SDGSの17のゴールと対応してカラフルに作成すると、世界的にも汎用できる。

  1周年をお祝いしてチガラボ代表の清水よりワインを贈呈(右上)。手を挙げて熱いディスカッションが繰り広げられました

【ゼロから立ち上げ成長させる心構え】

長年の営業の実績と先を見立てる力。そしてその行動力は海外に「私は売り方を知っている!」とはったりをかまして日本で販売する契約を勝ち取ったことにも表れています。これはきっと売れるに違いないというストーリーが、覚悟となって前に進むパワーになっているようにも見えました。言葉では「何百ものサイトを調べて」とものの数秒で過ぎますが、日本語とは限らないサイトを読み解き、自身の求めるツールを探し当てるには途方もない時間と労力、あきらめない心が必要です。具体的な数値も盛り込みながら、失敗も勉強とにこやかに語る川崎さん。「VYOND」の仕事に注ぎ込む資金のために同時並行で一時的に働くという概念が衝撃的でした。ゴールを見据えながら柔軟に行動する、仕事をゼロから立ち上げ成長させる心構えを学んだように思います。1周年ということでチガラボ代表清水よりお祝いのワインで乾杯!次回は1年後の2周年記念でお会いしましょう。

ご参加の皆さん、川崎さん、ご参加いただきありがとうございました。