開催レポート:【チガラボ×Local】広島・江田島の牡蠣と三次ワインを楽しみながら、関係人口のカタチを考える会
(投稿日:2019.4.10)
【チガラボ×Local】広島・江田島の牡蠣と三次ワインを楽しみながら、関係人口のカタチを考える会
こんにちは、3月から新しくスタッフに加わった加茂ゆかりです。
3/24(日)に「広島・江田島の牡蠣と三次ワインを楽しみながら、関係人口のカタチを考える会」が開催されました。
瀬戸内海に浮かぶ、豊かで穏やかな江田島。広島の旬の味覚を楽しみながら、この島に外から関わり続けるゲストと一緒に“関係人口”について考えるイベントです。
今回の参加者はスタッフ含め17名(なぜならスタッフも食べる気満々だから!)、広島に縁のある方、いずれ出身地へ帰って何かやりたい方、関係人口に興味のある方・ない方、牡蠣を堪能したい方まで、大学生3名を含め、様々な職種の方がいらっしゃいました。
まずは、今回カメラマンを務めてくれた、チガラボ写真部の竹之内優希さんが、得意のカメラを通じて江田島の青い空・海・人・オリーブオイル畑など…島で撮影した数々の写真12点を展示し、写真にまつわるエピソードをご紹介くださいました。
チガラボの中に、島特有のゆったりとした温かな風が吹き抜けました。
その後、金髪にダメージジーンズを履きこなしたキングさんこと、今野大輔さんのお話です。
キングさんは、広島に関わりたい人のためのプログラムに参加したことをきっかけに、江田島と何の縁もゆかりもないにも関わらず、お母さんのためのイベント「マママルシェ」という企画を立ち上げられました。
お母さんのためのイベント「マママルシェ」について説明するキングさんこと今野大介さん
第2回目となる2018年豪雨災害のときは、さまざまな困難を乗り越えて開催までこぎつけた様子をふり返りながら、イベント成功のポイントやクラウドファンディングの秘訣まで、興味深いお話をしていただきました。
なかでも印象的だったのは、キングさんの人に向かいあう姿勢です。
いわゆるよそ者のキングさんは、
・安い出店料(500円)
・補助金をもらわない
・あえて赤字を出す
という方法で、少しずつ島の人達の信用を重ねていったそうです。
また、震災により開催を危ぶまれた第2回のマルシェのときは、行政・メディア・出店者と事前に連絡を取り合い、急な開催に対応出来る態勢を整えて実現にこぎつけたとか。
そこから見えてくるものは、一人一人の人間を大切にし、コミュニケーションという一見アナログな方法で、遠回りに見えながらも、一歩一歩着実に、丁寧に、成功へと導いていく誠実さと地道な努力でした。
これは「これから何かをしたい!」という思いを持った方や、関係人口になりたいと思っている参加者の方々にとって、大きな指針になったのではないかと思います。
キングさんのお話に真剣に耳を傾ける参加者の皆さん!真剣な眼差しです!
懇親会では江田島産の牡蠣を使った料理を、地域の食を通じて人をつなげることを得意とする丸山寛子さん&EIKOさんに腕をふるっていただきました。
生・蒸し牡蠣、オイル漬け、チヂミ
などなど、江田島で養殖された、今まで見たこともないほど大きい、ぷりっぷりの牡蠣とワインを堪能しながら、皆さん話に花が咲いていました。
また、キングさんからは、先日開店したばかりの東海大学前にあるパン屋さんのバゲットと発酵バターを使ったクロワッサン、江田島の江戸時代から続く醤油蔵元「濱口醤油」の麺と醤油セットを提供していただき、こちらもとても美味しく頂きました。
今後ともキングさんは、こういった江田島の商品をご自分のお店に置いたり、島との関わりを大切にしていきたいと仰っていました。
新鮮な生ガキです!写真でもおいしさが伝わってきますね!
ご参加くださった皆さん、キングさんこと今野大輔さん、チガラボ写真部竹之内優希さん、お料理をしてくださった丸山寛子さん、EIKOさん、本当にありがとうございました!
〈参考URL〉
▽江田島▽
https://www.go-etajima.net/
▽旅するクロワッサン▽
キングさんこと今野大輔さんのパン屋さん
https://m.facebook.com/pages/category/Arts—Entertainment/%E6%97%85%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%AF%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%B3-475444202985485/
▽やながわ水産▽
広島の牡蠣専門店
http://www.yanagawasuisan.co.jp/?mode=pc