開催レポート:【チガラボチャレンジ】やりたいこと宣言&いっしょに考える会㉒
(投稿日:2018.9.21)
みなさんこんにちは。社会人インターンの中野登茂子です。9月12日(水)に「チガラボチャレンジやりたいこと宣言&一緒に考える会22」が開催されました。
チガラボチャレンジは、毎回2組のチャレンジャーがやりたいことを宣言し、参加者の方といっしょにアイディアを考え次の行動につなげる、チガラボの定番イベントです。
チャレンジャー①重野友希さん
今回一人目のチャレンジャーは、重野友希さん。「福祉×ものづくり」をテーマに就労支援施設とものづくりの新しいつながりについてお話しされました。かつて就労支援施設で作られるものは、ダサイ物が多かった(ごめんなさい!)とお話しされる重野さん。最近では、デザイナーさんが商品開発をサポートし、デザインの優れたものも増えてきましたが、福祉施設の姿が見えなかったり、新しい商品の開発が職員さんの負担になっていたと問題提起されました。そこで、就労支援施設で作った素材を、地域の作り手さんに提供する方法を提案しました。事例としては「糸工房もくもく」があります。
重野さんは、糸工房もくもくの事例のように、福祉施設と作家さんをつなげることを広げていくために、コーディネーターとして、どのような関わり方ができるのかアイディアを募集されました。
参加者ディスカッションでは、「茅ヶ崎には、作家さんが多いので、マルシェで売ってみる」「有機野菜のように、マークがあるといいな」「成功事例を何件か作っていくと受け入れやすいのでは」などのアイディアが上がりました。
これをうけて重野さんは、「次の施設のリサーチをする」というネクストアクションを決められました。
チャレンジャー②宇野あかりさん
今回2人目のチャレンジャーは、宇野あかりさん。「楽しくっておかしくって最高!な毎日を過ごしたい」という宇野さんは、ご自身の活動のひとつである「和綿で着物」をテーマにお話しされました。ご自身の体験を通して作った和綿着物がとてもお似合いの宇野さん。この着物は、鴨川和綿農園の田畑さんが栽培した綿を、インドネシアのナルティさんが紡ぎ、織物作家の奈々さんが織ったものです。宇野さんは、過去の仕事から得た経験をもとに人とつながっていくことにを強みとし、まわりの方の協力を得て、和綿の着物を完成させました。
この活動をさらに広げていくためにアイディアを募集しました。
ディスカッションでは、「和綿を紡ぐワークショップを開く」「民泊+地域にフォーカスした体験 として和綿を使ってものを作るワークショップを行ってみては」「和綿の帽子を作ってみては」「還暦のお祝いとかおくるみなど、人生の節目のイベントに使ってみては」などのアイディアがあがりました。
これを受けて、宇野さんは「2019年、和綿の栽培を開始する」とネクストアクションを宣言されました。
今回、社会人インターンとして初めて参加しました。湘南地区でご活動されている方々について知りたく参加しましたが、生き生きと語るおふたりの話に引き込まれ、聴き入っていました。おふたりとも、ものづくりを語っているようで、そこにあるストーリーをより大切にしているように感じました。ディスカッションでは、様々な視点からの意見があがるとアイディアが広がっていくことが面白く思いました。チャレンジしたり、応援したり、語れる場があるのは素敵なことだと感じました。私も関わっていくなかで、自分の興味・関心を探っていければと思います。
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