開催レポート:【チガラボチャレンジ】やりたいこと宣言&いっしょに考える会㉑
(投稿日:2018.8.30)

8月17日(金)、「【チガラボチャレンジ】やりたいこと宣言&いっしょに考える会㉑」を開催しました。

「チガラボチャレンジ」は、毎回二組のチャレンジャーがやりたいことを宣言し、参加者の方といっしょにアイデアを考え次の行動につなげる、チガラボの定番イベントです。

古川幸助さん 「学校で教員が学び合う場をつくりたい」

 

小学校教諭の古川幸助さんは「学校で教員が学び合う場をつくりたい」という思いを宣言されました。

 

教員生活6年目の古川さんは、学校の教員同士が持っているノウハウを共有し学び会う場がないことに課題意識を持ています。生徒により良い授業を提供するには、知識や経験値があるベテランの先生が若手の先生に授業のノウハウを共有し、学び合う必要があると古川さんは考えます。しかし、学び合いたいと思う一方、職員会議、保護者への連絡、テストの採点、事務作業などに時間が取られ、思うように時間が作れないそうです。また「○○先生には○○先生なりのやり方や考え方があるから…」と、踏み込んだ関わりを避ける文化も根強く、先生同士で学び合うことができていない現状です。

そのような中で「無理なく」「気持ちの良い距離感」「楽しく」ということをキーワードに、先生同士がどのように学び会える場を作ればよいかということをディスカッションしました。

 

ディスカッションでは

・良好な関係は人によって違うのでアンケートを取ってみては?

・アンケートなどもただの仕組みになってしまうので、日々の雑談を大事にしてみる。

・お昼休みの時間などでお弁当を食べながら学ぶ。

・授業の様子を動画で撮影して共有する。

・自分の業務をほかの先生に任せることでお互いの仕事のやり方を学ぶ代打制度。

・飲み会に行く。気の合う人たちだけで集まるのではなく学年や年齢を超えて意見交換をする場をつくる。特に二次会のまったりとした空気感だと深い話ができる。

・自分が学んだことを人に話すことからはじめてはどうか?

というアイディア・意見がでました。

 

これを受けて古川さんは「夏休み中に他の先生から学んだことを人に伝えてみる」というネスクトアクションを宣言されました。

 

牧野彰邦さん「仕事も家庭も大事にするパパコミュニティをつくりたい」

 

チガラボメンバーである牧野彰邦さんは「仕事も家庭も大事にするパパコミュニティをつくりたい」という思いを宣言されました。

 

牧野さん自身の体験として、子供が生まれた際に仕事と家庭のバランスにとても苦労されたそうです。『よいパパになろう!』と仕事にも家庭にも一生懸命取り組んでいたのに、なぜか空回りしてしまったと言います。その原因は『よいパパ』というものを自分で決めていたからでした。「良いパパ」というのは自分が決めるものではなく、家族が決めるもので、自分が目指す理想のパパに向けてバランスを取ろうと動いていたから空回りしていたのだと牧野さんは気付いたそうです。そのようなご自身の経験から、同じように悩むパパのためにコミュニティを作り、ワークショップ・イベントレポートのシェア・推薦図書のシェアなどを行いたいと宣言されました。

 

参加者のディスカッションでは

・パパ限定にせずに、ママや子供も参加できるようにするといいのではないか?

・理想のパパと言われると、参加のハードルが高い気がする

・ワークショップに参加する時間があるなら家庭の時間に使ったほうがいいのでは?

・理想のパパ像ではなく、どんな家庭生活ができればよいのかを考えてみては?

・家族で参加できる料理会など、イベントのハードルを下げてみては?

というアイディア・意見がでました。

 

これを受けて牧野さんは「パパコミュニティについてはいったんリセットして、プランを再検討する」ということを宣言されました。

 

発表いただいたチャレンジャーのお二人、ご参加の皆さま、ありがとうございました。

チガラボはその名の通りラボ(=実験室・研究室)なので、安心・安全な実験の場としてお二人の挑戦をこれからも応援していきたいと思います。

次回のチガラボチャレンジは9月12日(水)です。テーマは「和綿で着物をつくりたい(仮)」と「福祉×クラフト作家で実現する、エシカルなモノづくりの仕組み(仮)」。

みなさまのご参加、お待ちしています!

https://www.facebook.com/events/288610935257688/