開催レポート:【チガラボチャレンジ】やりたいこと宣言&いっしょに考える会 vol. 85 Final
(投稿日:2024.4.29)
こんにちは!チガラボ元スタッフのきっちーです。
4/14(日)に【チガラボチャレンジ】「やりたいこと宣言&いっしょに考える会 vol. 85 Final」を開催いたしました!
チガラボチャレンジはチガラボのクローズ(2024年3月末)まで、毎月1~2名の方にやりたいことを発表いただき、アイデアや情報、どうしたら実現できるか、自分ならどんな協力ができそうか、といった前に進めるために一緒に考える場でした。
3月のチガラボチャレンジで最後、、、と思われたのですが、最後にチャレンジしたい!という方が4名いらっしゃったため、本当のFinalチガラボチャレンジを開催いたしました。
【今回のチャレンジャー】
1人目■縁造さん 『【ローカルWEBコミニュティ】〜Canvaで造る『湘南学習のすゝめ笑店街』〜』
2人目■水島吉隆さん 『猫がいるコワーキングスペース&一棚図書館を併設する、“なりわい暮らし”ができる現代風長屋(賃貸アパート)をつくる!』
3人目■田口真由美さん 『つなぐ つながる ちがさきミーティング』
4人目■小野寺元希さん 『昔賑やか小出銀座通りを1日限りの復刻、小出GINZAを考える会』
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1人目
■縁造さん 『【ローカルWEBコミニュティ】〜Canvaで造る『湘南学習のすゝめ笑店街』〜』
チガラボクローズに大きな衝撃を受けた縁造さん。
チガラボという場所がなくなってしまうことでここで構築されたコミュニティがなくなってしまうことに大きな危機感を持垂れたそうです。チガラボがなくなってからのコミュニティをCanvaというツールを使って、どのように継続、発展させられるかを考えたそうです。
【なぜやりたいのか】
箱に依存しないコミュニティを作りたい!
【参加者の皆さまからの質問・情報・アイデア】
- コミュニティの軸や目的がちょっとわからない
- 縁造さんの生涯学習のすすめとのつながりは??
- このサイトに飛んだときに「このサイトはなにをするんだろう?」となる。
- このサイトに飛んでくる目的はなんだろう。
- 連絡網的なもの?=チガラボ人物図鑑なのかな
- ハッシュタグやキーワード検索ができないと不便かも。それぞれの人へのリーチの仕方は確保しないと繋がりが作りづらいかも
- 定期的な交流があるといいかも=箱に依存しすぎないことに依存している?
- Web名刺をつくるのはよいアイデア! 自分を表現する
- 手段になりそう。もっと知りたいときにつながりやすい。
- リアルで会ったことが前提なら、知らない人同士がつながる不安が下げられそう。
- チガラボで出会った人に今後も会える機会になりそう
【Next Action】*(この会を通して)まずコレをやります!というNext Actionを宣言!
Canva学習会の開催(日程は調整)→オンラインコミュニティの具体化
*イラストレーターのDotさんのグラレコ(グラフィックレコーディング)です。
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2人目
■水島吉隆さん 『猫がいるコワーキングスペース&一棚図書館を併設する、“なりわい暮らし”ができる現代風長屋(賃貸アパート)をつくる!』
節税対策で賃貸アパートを建てる予定の水島さん。
チガラボやちっちゃい辻堂との出会いによって、エリアの中にあるコミュニティの大切さを実感したことから、これから建てるアパートを、つながりを創出できるような場にしたいという思いが溢れてきたそうです。
【やりたいこと】
猫がいるコワーキングスペースに一棚本棚を併設した現代風長屋(賃貸アパート)をつくりたい!
【参加者の皆さまからの質問・情報・アイデア】
- 全方位全員バリアフリーにする必要はないから猫特化でいいかも
- 喫茶ランドリーのような生活用品から、コミュニティ志向じゃない人を巻き込んでもいいかも
- 住む人が4人+お店をやることが決定しているとなると、住んでほしい人のハードルが高い、、? 求める人の人物像を客観視して入れる人って結構難しいかも
- 持続していく中で職住一体に潜むリスク(嫌になっちゃった時の逃げ場所にすることも)
- 本当にあるのかと思うような具体性でびっくりした
- 始まってから動いて柔軟に進路変更していくことが必要かも
- 建物ができていない状況からでも人を集めるイベントをする手もあり
- 住んでいる人たちがこういうことやってますよを外にアピールすることでまた新しい輪が広がる
- なりわいぐらしがすごくいい!自分がやっていることがその場に定着しているイメージ。それって自分の存在証明にもなる。そこの共通点になればいいのかなって。
- スペースに泊まれてたらいいね。新しい交流ができる。
- 普通に住みてえ!!!!!
- 1Fスペースも仕切りがあれば空間の柔軟性が上がるため、可能性が上がる
- クリエイティブな人は作り込まれれば作り込まれるほどそういう人は来ない
- エリアの視点、この地域だからこそを組み立ててあげると強い
【Next Action】*(この会を通して)まずコレをやります!というNext Actionを宣言!
年内も企画と設計を進めてアパートの具体性を上げていく。
*イラストレーターのDotさんのグラレコ(グラフィックレコーディング)です。
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3人目
■田口真由美さん 『つなぐ つながる ちがさきミーティング』
わくわくジェネレーターの二つ名を持つ田口さん。
生まれも育ちも茅ヶ崎の田口さんは地元茅ヶ崎に対する愛着は強いですが、近くに知り合いが少ないそう。そんな自分が茅ヶ崎のために何ができるかを考えたところ、自分が誰かと誰かを繋ぐハブになることで、自分の手の届く範囲での繋がりを大きくすることが、安心安全につながれるまちに第一歩になるのではないかと考えたそうです。
【やりたいこと】
茅ヶ崎を「お互いさま」でつながるまちにしたい!
【なぜやりたいのか】
・これからも茅ヶ崎で暮らしたいと思い、いろいろなコミュニティにお邪魔 しているが、やっていることは違うけど、目指していることはみんな同じだと思った。
・だからこそ関わり合いたい時に、うまく関係性を取り合えたらきっと楽しい。
・その状況で私が、貢献できることってなんだろう?
【誰がどうなったらよいのか?】
・地域にゆるやかな繋がりがあることで、人との交流が増えて楽しみが広がる。
•少子高齢化社会真っ只中な状況でもつながりがあることによって、疎外感や不安を取り除き安心して暮らし続けられる。
【どのように実現するのか?】
繋ぐ・繋がる茅ヶ崎ミーティングとして、
・地域の中で出会った人たちやコミュニティの貯金
人物図鑑や語録集などを作りたい
・お互いに出会える仕組みを作る
情報を共有できる場が欲しい
・つながりたい人々が繋がる場として、年に1回ミーティングを行う
それぞれが活動を発表し合う場を作りたい。
【参加者の皆さんと一緒に考えたいこと】
繋ぐ・繋がる茅ヶ崎ミーティングを共有できるもの・場・時間が欲しい
*イラストレーターのDotさんのグラレコ(グラフィックレコーディング)です。
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4人目
■小野寺元希さん 『昔賑やか小出銀座通りを1日限りの復刻、小出GINZAを考える会』
茅ヶ崎をウェルネス都市にするために奮闘している小野寺さん。
地元の小出エリアの健康で心優しい高齢者という魅力を再認識し、そこには昔は生活の拠点として賑わいがあった小出銀座があったと地域の長老様から聞きました。
かつての小出銀座を復刻させることで、小出に住む人・暮らす人・観光に来る人が増えて、小出を活性化させる「村のこし」をしていきたいそうです。
【やりたいこと】
昔は賑やかだった小出銀座を小出GINZAとして復活させて小出を盛り上げたい!
【参加者の皆さまからの質問・情報・アイデア】
- 爆発的なイベントでとっかかりを持ってもらってから商店街に来てもらうように
- 小出銀座にしかないもの、ここでしか買えないものがあるといいよね
- 温泉があったらいいな☆
- 小出銀座も長い目で人間的な魅力を感じてもらうために、お店に泊まれるプログラムなど前例があるものがある
- 消費行動ではない場、動機が昔と異なるものにしていくことが現代的な新しい商店街になる=商店街の在り方を変えてあげること
- 既存のイベントの集客力があるので、小さなことをトライアルして反応を見ながら大きなものをやったり、単発をやったりしてもいいね
- げんきくんのお話は積極的に乗っていきたい。既存のお祭りも継続していくからこそ、げんきくんには新しいことをやってほし。
- 小出をみんなの耳に馴染ませてあげることが最初の一歩で、地域を知ってもらうイベントを行うことがファーストステップ
- 農家が多いから美味しいもの→これこそ強みなのでは!?
- 1日限りのマーケットは通り過ぎてしまう。体験ではなく「没入体験」をさせてあげることで、、またいきたいと思わせられる。これは宿泊型なら実現できるのかも?
- なんで小出は魅力的なのかをもっと深掘りできるはず
- 古い小出から脱却して今の生産人口に刺さるような適度な距離感を創出することも大事
- ないものの魅力をもっと大切にできるはず
【Next Action】*(この会を通して)まずコレをやります!というNext Actionを宣言!
小出のまちぢから協議会に参加しつつ企画を進める。
チャレンジ@コミセンを開催予定!
※元希さんのInstagram、Facebookを要チェック!
*イラストレーターのDotさんのグラレコ(グラフィックレコーディング)です。
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【スタッフコメント】
まずは、本当のチガラボチャレンジFinalに参加できてとてもよかったです。(まさかスタッフを卒業してもレポートを書くとは、、笑)
今回のチガラボチャレンジで発表された4人のテーマが、人と繋がる場やコミュニティの創出を目指していること共通していると感じました。
チガラボがクローズしてしまうことがその要因でもあると思いますが、逆にクローズをきっかけに新しいコミュニティを作ろうとする動きが活性化しているように思います。
地域に小さなコミュニティが生まれて、そこが大きくなり、そこの利用者がまた新しいコミュニティを作って〜というような地域の新陳代謝の一端がチガラボを起点に始まっているのだなと思いました。まさに謙さんの思惑通り、、、さすがすぎる。
このチガラボがもうすでに閉まっていたり、チガラボチャレンジが今回で最後であることが、もしかしたら夢なんじゃないかと思うような熱気と温かさがあり、最後だと思うと人の賑わいに追随する寂しさも強く感じました。
また別の場所でTAKURAMIを共有する場ができることをとても楽しみにしております!
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【謙さんコメント】
チガラボチャレンジは、7年4ヶ月にわたって毎月開催され、85回・164組の個性ゆたかなTAKURAMIが持ち込まれました。
この場では、プレゼンの出来や実現方法よりも、まずは、その人がなぜこのTAKURAMIをやりたいのか? その先にどんな姿を実現したいのか?に目を向けてきました。その結果、多くのアイデアや協力、思いがけないコラボが生まれ、たくさんの発見や気づきも生まれてきました。これまでチャレンジしたみなさん、それを一緒に企んでくでくれたみなさん、本当にありがとうございました。
チガラボという場所はなくなりますが、これからも色とりどりのTAKURAMIが生まれ育つ地域が広がっていくことを願っています。またどこかで一緒に企みましょう!
発表者の縁造さん、水島さん、田口さん、小野寺さんご参加くださったみなさま、ありがとうございました!