開催レポート:【チガラボSocial】生成AIを使って『音戦宅球』のキャラクターをつくろう!
(投稿日:2024.3.15)

こんにちは!チガラボスタッフのまっき〜です。

 

3/1(金)に 「【チガラボSocial】生成AIを使って『音戦宅球』のキャラクターをつくろう!」が開催されました。

温泉卓球ならぬ『音戦宅球』とは、スマートフォン用ゲームアプリのサウンドを使ったスポーツゲームで、飛んでくる球の音を頼りに、飛んでくる方向とタイミングを合わせて球を打ち返す新感覚のゲームです。スマホだけでなく、専用のラケットを使うこともできます。

今回登壇してくださった一般社団法人 Tanys 福祉テクノロジーのみなさんは、障がいを持った方も健常者も共に楽しめるバリアフリーなコンテンツを開発することを目指していらっしゃいます。テクノロジーの進化によって障がいを持つ方々の生活が便利になっている現代において、Tanysは心の豊かさを提供するための取り組みに重点を置いていらっしゃるそうです。実は、2020年9月にチガラボチャレンジで発表してくださり、2021年5月のTAKURAMIフェスではバージョンアップした体験版で、実際に遊べるブースを出展してくださいました。それから約3年弱の月日を経て、さらにパワーアップした音戦宅球!!今回は音戦宅球に登場するキャラクターを生成AIを使って生み出してしまおう!!そして音声も入れて動かしてしまおう!!という創造体験をしてみるイベントとなりました。

 

説明をするTanysのみなさん

 

Tanysのみなさんが実際に開発に使用しているキャラクターシートをもとにキャラクターの特徴を考えます。そして、そこから画像生成ツールにビジュアルを生成してもらい、さらにはChatGPTでセリフも考えてもらいました。

 

            

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさん集中してキャラクターを創造中!                

 

生成AIでキャラクターのビジュアルを創っては大盛り上がり!!

対戦するときのセリフを考えてもらうと、「生成AIでこんなこともできるんだ〜」との感心する声も…。

あちこちのテーブルから楽しそうな笑い声が聞こえてきます。

キャラクターとセリフが出来上がると、今度は音声録音ブースへ!!

立派なマイクを前に自分で音声を吹き込んで声優体験をしました。

本物の声優さながらにノリノリで録音する人も!!(って、私です…😅)

 

 本格的な機材で声優体験!

 

新たに誕生したキャラクターを動かしてセリフを聞いてみます。

参加者のキャラクター設定や指示と生成AIとのやりとりをもとに創造されたビジュアルやセリフに、みなさんそれぞれの声の味わいも相まってとても面白くて素敵なキャラクターが生まれました。

生成AIを初めて使う方や小学生も、みなさん大活躍!!

楽しくキャラクターを作ることができました!!

 

キャラクターを説明中!

 

今回誕生したキャラクターたち!

 

最後は創造したキャラクターで対戦!!

あっという間に時間が過ぎていきました。

音だけで対戦するエア卓球ですが、聴覚だけでなく、全感覚を使って集中力や気づき力も総動員するので奥が深く、これははまりそうです!!

後日、家族と音戦宅球を楽しんでいるという声も聞きました。

 

<参加者の感想の一例>

  • 画像生成AIは使ったことがなかったので、画像生成AIの基礎からツールの使い方、ツールによって得意不得意があること…などを教えてもらえて、画像生成AIに関する全体像把握がとてもしやすかったです。

  • 普段生成AIを楽しく・まじめに使われているであろうTanysさんのサポートを受けながら進められたので、画像生成する際の入力条件の違いによる出力の変化など、経験が必要な部分も理解がしやすかったです。

  • 声優体験(セリフの録音)が、緊張しましたが、楽しかった。

  • イベント後、実は家族でも音戦宅球アプリを楽しんでます♪

  • ChatGPTを初めて使って、自分が提案した言葉に対して、近い考えを出してくれて、びっくりしたし、楽しかったので、今度またゲームを作ったりしたいです。声優体験も楽しくて、自分の声でしゃべってるキャラクターでゲームできて楽しかったです。

 

近年、福祉分野にエンタメ要素を取り入れた活動が広がっていますが、楽しさやクリエイティブの力は、より多くの人が関わるきっかけを生みだしたり、関わる人の垣根を感じさせない場をつくりだすことにもつながっているようです。

今回の音戦宅球もきっかけは全盲の方向けのソリューション開発だったそうですが、視覚にかかわらず、さまざまな背景を持った方たちが一緒にワクワク楽しめるツールだということを、体験を通して実感しました。そして、生成AIもこれまで難しいと思っていたことが、工夫をすることで可能性が無限に広がることを感じました。

登場するキャラクターを自分で創れるとしたら、そしてそのキャラクターが自分の声でセリフを話せるとしたら、さらに楽しみが増しますね!!

こちらはTanysのみなさんが過去に実施されたイベントです↓

・小学生対象の授業プロジェクト
https://tanys.or.jp/es_collab/
・視覚障害者とのイベントの様子
https://tanys.or.jp/2023/10/24/20230804creativeexp/

・一般社団法人 Tanys 福祉テクノロジーについてはこちらから↓

https://tanys.or.jp/

 

Tanysのみなさん、参加者のみなさん、ありがとうございました!!