開催レポート:【チガラボチャレンジ】やりたいこと宣言&いっしょに考える会 vol. 77
(投稿日:2023.7.14)
こんにちは!チガラボスタッフのけいたろうです。
7月5日(水)【チガラボチャレンジ】「やりたいこと宣言&いっしょに考える会 vol. 77」を(リアルとオンラインのハイブリッドで)開催いたしました!
チガラボチャレンジは毎月1〜2名の方にやりたいことを発表いただき、アイデアや情報、どうしたら実現できるか、自分ならどんな協力ができそうか、といった前に進めるためのディスカッションを行っています。
【今回のチャレンジャー】
1人目■おのでらげんきさん「まちのウェルネスコミュニティをつくる!」
2人目■高橋純子さん「とんねる饅頭に愛の手を」
また、ゲストとして平塚中等教育学校の生徒さん達と先生が参加!8月20日(日)10:00〜16:00にはこの生徒さん達がチガラボでTAKURAMIフェス(文化祭)的なイベントを開催することになっています。詳細は後日アップいたします。お楽しみに!
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1人目
■おのでらげんきさん「まちのウェルネスコミュニティをつくる!」
訪問看護師として医療に関わるかたわら、もっと医療と暮らしをつなげたいという想いを持って「ウェルネス道」というコミュニティ活動に励むおのでらげんきさん。
「 医療は日常と隔たりがある」ことに問題意識を感じているげんきさんの新たなTAKURAMIとは…?
以下、発表者のおのでらげんきさんのチャレンジ内容です。
【やりたいこと】
まちのウェルネスコミュニティをつくりたい
【なぜやりたいのか】
看護師として働く中で「医療と日常に大きな隔たりがある」、「 街からの医療のイメージが遠い」と感じている
・退院しても再入院を繰り返す患者や半年〜1年の退院後に長期入院している患者など、退院してしまうと入院時に指導してきたことが生活に反映されていない。
・何かあってから動き始めるため手遅れになることがあったり、日頃少し気になることを相談する場所が少ない
→医療と街は別々の存在で離れてしまう環境が、医療における長期入院や入退院を繰り返す原因なのではないかと考えた
【誰がどうなったらよいのか?】
医療と街を看護師がつなぐことで、まちに暮らす人たちの心身をもっと健康に。
→医療とまちの中間に両者をつなぐ新しいグラデーションを創る
メインは30〜50代男性
・最近太ったり、健康診断で引っかかりそうで身体のことが気になる
・日頃の運動習慣がない人
【どのように実現するのか?】
医療を楽しく✖プロとつながるコミュニティ「ウェルネス道」をつくる。
→コミュニティに暮らすウェルネスのプロたちと楽しみながら繋がり継続した健康的サポートを受けることができる
・学ぶ ウェルネスアカデミー
・体験する ウェルネスアクティビティ
・管理する ウェルネスレコードアカデミー
【参加者の皆さんと一緒に考えたいこと】
① 医療や健康は奉仕や安価であるイメージが強く料金設定が難しいので、新しい・斬新な料金システムを考えたい
② ウェルネス道にみなさんはどのような価値を期待しますか?
【参加者の皆さまからの質問・情報・アイデア】
・生活習慣の動きをお金で可視化する。食事1,500円、サウナで350円など。
・オフ会企画として医療関係者と一般参加者でサウナに。医師がやたらと前向きに解説する。
・チームで目標を決めて達成をめざす
・ウェルネスツアー/メディカルツアーの開催
・季節限定のイベント
・ファミリーカルテ。家族のコミュニケーションにも有効。
・コミュニティはサブスク型の課金がよさそう
・地元コミュニティとして仕掛けたい場合は、観光型ではないのかも
・診察券をつくる。自分のなかの、かかりつけコミュニティをつくる
・おっさんだけでなく、他のニッチターゲット向けもほしい
・ウェルネスHPやNoteなどみんなで発信する形をつくる
・地元のお店をつながる。ウェルネスメニュー、食べるほど健康になる食事を紹介
・サービスとして受けるのではなく、出資するという考え方のほうが主体性につながりそう
・医療=保険適用のイメージあるような3割負担を体験するユニークな説明。会員になったら10割負担になるとか笑
【Next Action】
*(この会を通して)まずコレをやりますいうNext Actionを宣言!
これまでにスタートしてきた「おっさん’sヨガ」や「ウェルネスBARラブミーテンダー」など、自分らしいユニークさをより発揮していきたいです!また、8月にある湘南ビジネスコンテストにエントリーします!
詳細はグラフィックレコーディングのこちらもぜひご覧ください。
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2人目
■高橋純子さん「とんねる饅頭に愛の手を」
神奈川県山北町で社会貢献のNPO団体で活動されている高橋純子さん。
「トンネル饅頭というものをどういうふうにまちづくりに生かしていくのか、 生かした先には山北町はどう変わっていけるのか。」を模索しているという、高橋さんのTAKURAMIとは…?
以下、発表者の高橋純子さんのチャレンジ内容です。
【やりたいこと】
「とんねる饅頭」をつかった山北町の活性化
※とんねる饅頭とは?
→7つのトンネルを越えて走る御殿場線で、かつて売られていた銘菓だがいまは製造元がなく存在しない。
【なぜやりたいのか】
・御殿場線(旧東海道線)は7つのトンネルを通っていく路線で、急勾配を走っていた。鉄道唱歌のベルが旅路を彩っていた古き良き時代。
・山北はかつての東海道線の駅として栄えたが、ルートが変わってしまっため現在は単線となり寂れている。
【誰がどうなったらよいのか?】
まちづくりに取り組んで来たが、山北をもっと盛り上げていきたい。山北の魅力は人だと思っている。
【どのように実現するのか?】
・NPOの活動のなかで、銘菓復活をめざして地元のお菓子屋さんと作ってみたが、コロナ禍もありお願いできる店がなくなってしまった。
・あらたに「とんねる饅頭」を地域活性化のシンボルとして活用していきたい。
【参加者の皆さんと一緒に考えたいこと】
①観光やPRのためにどのように活かしてけばよいか、アイデアがほしい。
【参加者の皆さまからの質問・情報・アイデア】
・7つの味。見た目が黒いことを変えたくなければ、中の餡の色を変えてもよいかも。とんねるごとに異なる味を置き、山北では全種類食べられるようにする。
・製造の問題。ストーリーがあるので、クラファンで資金集めはしやすそう。ファンづくりも重要。饅頭をつくりあげる工程を配信、特許があることから、熱いメッセージを伝える。作り手そのものを募集する。
・鉄道マニアに刺さりやすそう。とんねる餅という北海道の銘菓があるが、ユーザーの声で作られている。パッケージにトンネルと汽車。
・作るまでのプロセス。学校の総合的学習として、企画から製造まで体験する。地元に戻ってくる理由になるかもしれない。小中学生のアイデアを募り、毎年の味をつくる。学生がSNSなどで発信する。
・ミステリアスな謎の饅頭をつくる。話題性が必要。当時の饅頭を食べたことがないという実態がわからないことを逆に上手くつかう。
・山北の特産物をつかった甘くない饅頭。他にも例がある。
・おなじ名称をつかって店ごとのオリジナルをつくる。
・山北駅に到着すると 売り子ができたてを売りにくる。銚子電鉄は「ぬれせん」で雇用まで生まれている。
・昔の鉄道のストーリーがもっとあったほうがよい。現在の開発ストーリーも含めて伝えていく。
・山北のリソース、キレイな水、間伐材、などをてんこ盛りにしてみたらどうか。
・キャンプ、中川温泉のお湯がよい、と聞いていった。キャンプ場の温泉の入湯料にプラス金額で、なんでも饅頭がついてくる。
詳細はグラフィックレコーディングのこちらもぜひご覧ください。
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【スタッフコメント】
おのでらげんきさんの「まちのウェルネスコミュニティをつくる!」の発表では、『医療とまちの中間に両者をつなぐ新しいグラデーションを創る』という発想にハッとしました。ジャンルや要素・ノリの違うもの同士をつなぎたい時、その差をゆるやかにほぐすものは必要不可欠ですし、そこにはげんきさんが持ち合わせているようなユーモアが潤滑油になっていくのではないかなぁと感じました。
高橋純子さんの「とんねる饅頭でまちづくり」の発表は、今はなくなってしまったものに思いを馳せ、復活させたいという思いと、高橋さんのように動く人たちがいる限りは、とんねる饅頭はまだなくなってはいないのだろう!と感じました。
この発表を通して、お二人が次のアクションに進まれることを、チガラボスタッフ一同楽しみにしております!
発表者のおのでらげんきさん、高橋純子さん、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!
次回のチガラボチャレンジは、8月9日(水)19時からスタートです。
★8月のチャレンジャー
・募集中!
・募集中!
ご自身のTAKURAMIを皆さんと一緒にブラッシュアップしたいという方、お待ちしております!
★添付写真のグラレコについて★
グラレコ担当:海老原 千恵子さん(イラストレーターDotさん)フリーのイラストレーターさんです。
※「グラレコ」とは?
→「グラフィックレコーディング」といって、主に会議や議論などの場・セミナーやパネルディスカッションなどの場で、話の流れをリアルタイムで文字や図(絵)におこし、視覚化して参加者と共有させるものです。いつも素敵なグラレコを作成していただきありがとうございます♪