開催レポート:【チガラボチャレンジ】やりたいこと宣言&いっしょに考える会 vol. 76
(投稿日:2023.6.12)

こんにちは!チガラボスタッフのけいたろうです。

6月7日(水)【チガラボチャレンジ】「やりたいこと宣言&いっしょに考える会 vol. 76」を(リアルとオンラインのハイブリッドで)開催いたしました!

チガラボチャレンジは毎月1〜2名の方にやりたいことを発表いただき、アイデアや情報、どうしたら実現できるか、自分ならどんな協力ができそうか、といった前に進めるためのディスカッションを行っています。

【今回のチャレンジャー】

1人目■戸田雄輔さん:「子ども達が街づくり?!家でも学校でも学童クラブでもない!第4の居場所作り計画!」

2人目■山本雅康/ふしみやさん :「大人の進路指導室」(ビジネスモデル・キャンバスを活用した働き方を考えるセミナー)をはじめたい!

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1人目
■戸田雄輔さん:「子ども達が街づくり?!家でも学校でも学童クラブでもない!第4の居場所作り計画!」

『こんな児童クラブなら子どもたちを通わせたい!っていう児童クラブを作っちゃおう。』という想いから、放課後児童クラブ ちがさKID’S~みんなのヒミツキチ~の施設長として子ども達の「娯楽」作りに日々、励む戸田雄輔さん。
子どもたちからは「とだっち」の愛称で呼ばれ、ちがさKID’Sも戸田さん自身も大人気!発表では、子ども達からもらった、ちがさKID’Sのことを大切な“居場所”だと感じてくれているエピソードを嬉しそうに語ってくださいました。

「“遊び”を通して、人は加速的に成長する」ことに気付いたという戸田さんの新たなTAKURAMIとは…?
以下、発表者の戸田雄輔さんのチャレンジ内容です。

 

【やりたいこと】
新たな取り組みとして今年中に『KIDSLAP』をつくります!
*KIDSLAPとは、学校でもない、放課後児童クラブでもない、家庭でもでもない、子ども達の第4の居場所として新たな放課後の生活を提供する施設。
→大人になって社会にでて、役立つ社会性・思いやり・リーダーシップ・折れない心を持った子どもの育成を行う。

 

【なぜやりたいのか】
・子ども達と保護者の方達が求めているモノ・コトを更に追求していきたい。
・翌年中学に上がる子たちに『ちがさKID’Sはなんで小学生までなの?中学生になっても通いたい。』という声があがっている。

 

【誰がどうなったらよいのか?】
・一人でのお留守番が不安な低学年
・お留守番は可能だがまだ少し心配な中低学年
・子どもの社会性を高めたいと思っている家の子ども
・希望があれば中学生も
上記に対象に、KIDSLAPの目的は、居心地の良い場所で遊びを主体に体験し、そこから学び、社会的能力(コンピテンス)を育てる。

*コンピテンスとは
「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」「向上心」「社会常識」「積極性」といったさまざまな経験や体験を通して身につけることができ、他人との関わりの中で習得・発揮される能力のこと。

 

【どのように実現するのか?】
・KID‘Sパソコン教室
・KID’S STUDY教室
・KID’S コンピテンス教室

#こども達の「やった」「できた!」がより増える
#楽しむこと=学ぶこと と認識する
#チャレンジすること=失敗/成功どっちもOK
#こども達が主体的に考え、“行動”できる
#ミライのちがさきが明るくなる(まちづくり)
#保護者のチャレンジを応援(フルタイムなど)
などが「継続的に」生み出されていきます。

 

【参加者の皆さんと一緒に考えたいこと】
①夏休みや冬休みなどの長期休暇で子ども達のやった!出来た!を創り出せるカリキュラム案のアイデアをください!せっかくの長期休暇、時間をかけてじっくりと味わえるカリキュラムがほしいのです。

②子ども達が学校へ行っている平日昼間と土曜・日曜、子どもがいない時間帯の施設を活用するアイデアをください!

【参加者の皆さまからの質問・情報・アイデア】

・子ども達で映画を作ろう→前準備として大河ドラマ「鎌倉殿の13人」をみんなで見て脚本ストーリーを追う
・親や周囲の大人と一緒にやった!出来た!を創り出せるカリキュラム案のアイデアを考える会をする
・夏休み後半の開催を目指したこども文化祭→計画・企画段階も子どもが行う
・空き家再生の課題で手が足りていない現状があるので出張DIYに行く
・こどもキャンプ、海外旅行→海外には無人島に行かせるというワークもある
・こども海の家
・お父さんと一緒にこどもジム
・こどもノンアルコールBAR
・自分たちのまちを歩いて地図を作ろう→こどもならではの視点でおもしろ役立つ地図をつくる
・子どもの入学に先駆けて保育園の保護者のサロンとしても使う

 

【Next Action】
*(この会を通して)まずコレをやりますいうNext Actionを宣言!

10月にちがさKID’S内に、KIDSLAPをプレスタートします!

 

詳細はグラフィックレコーディングのこちらもぜひご覧ください。

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2人目
■山本雅康/ふしみやさん :「大人の進路指導室」(ビジネスモデル・キャンバスを活用した働き方を考えるセミナー)をはじめたい!

長年、デザイン/ユーザビリティ/UXの業務に携わったご経験から、現在は個人向けサービスの開発を模索されている山本雅康さん。
先行きがより不透明な現代社会の中で、学生時代、進路指導室に呼ばれて自分の将来について、悩んだり、期待を膨らませたりしたことを…大人になった今、思い出し、改めて考えてみることが大切ではないかということを語ってくださいました。
「個人が主体性(戦略)をもって関われるような社会」を目指し、サポートしたいという山本さんの新たなTAKURAMIとは…?
以下、発表者の山本雅康さんのチャレンジ内容です。

【やりたいこと】
デザインの考え方・手法を個人の生活に活かせる方法の提案をしたい。
→ビジネスモデル・キャンバスを活用した個人のキャリアプランニング手法「ビジネス・モデルYOU」をもっと普及させたい。
*ビジネスモデルYOU(BMY)とは
ティム・クラーク氏が開発した、個人のモデルを“リ・デザイン”するためのフレームワーク。キャンバスを活用し、自身をビジネスモデルとして可視化することで、自分の強みや、どんな風に社会や会社・家族に役立てるのかなど、自分自身の価値を見直したうえで、戦略的にパーソナルキャリア分析・開発を行うための手法。

【なぜやりたいのか】
技術・社会の激しい変化(業務のスピード化や細分化、組織の再編など)の結果、
・働き方、または職種を改めて考える必要性
・日本の産業と企業は楽観視できず、自分の仕事人生を預けるには不安な時代
→今こそ、自分の仕事の成り立ちを理解したり、自分の幸せにつながる職業人生の設計をする時間を作ることが大事ではないか。

【誰がどうなったらよいのか?】
会社従業員、経営者、フリーランスに関わらず、自分に合った職種や働き方を主体的に確認したり、修正したりできるツールを持つ。
→個人が主体性(戦略)をもって関われるような社会

【どのように実現するのか?】 
1、個人のキャリア戦略を考えるビジネス・モデルYOUイベントを開催したい。
2、自分で、答えを見つけるきっかけの場「大人の進路指導室」を開催したい。
→自分のビジネスモデルを視覚化し、それをベースにこれからの自分のキャリアを考える

・どちらもワークショップ形式のイベントを想定
人数:4〜14人以下の偶数名
時間:フル:7時間、シンプル:3時間

・ワークショップの特長
 ビジネスモデルYOUの基本的な考え方が理解できる
 自分のビジネスモデルを描く
 自分の特性・強みが理解できる
 ビジネスモデルYOUの5ステップが理解できる

【参加者の皆さんと一緒に考えたいこと】
①印象は?参加してみたいですか?
②ワークショップは何時間位がよいですか?
③料金はどれくらいがいいと感じますか? 3時間:?円/7時間:?円
④その他、気になったことはなんでも

【参加者の皆さまからの質問・情報・アイデア】
・ネーミングにビジネスモデルという単語がついていると心理的なハードルの高さや自分事感が感じにくいかも
・専門的な言葉が少し多かったので、ビジネスモデルYOUを知らなくてもわかりやすくしてもらえるとよい
・1時間くらいの導入的なワークショップがあると間口が広がる気がする
・ネーミング案→「かくれんぼしている自分を探せ体験会」
・山本さんご自身がこのツールを使ってどういう変化があったかなどの事例やストーリーがあるといい
・ツールがどうしてもかたく見えがちなので、ユーモア要素が入ると関心をもちやすい

 

【Next Action】
*(この会を通して)まずコレをやりますいうNext Actionを宣言!

頂いた意見、ごもっともだと思いました。まずはビジネスモデルYOUの導入的なワークショップをつくってみます!

 

詳細はグラフィックレコーディングのこちらもぜひご覧ください。

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【スタッフコメント】

今回のチガラボチャレンジは、お二人とも「思い出す」というキーワードが共通していると感じました。

戸田雄輔さんの「KIDSLAP」の発表は、子ども達と同じ目線になって、大人でありながら「子どもの頃のとだっち」にもなって面白がったもの・大事な経験になったものを「思い出し」、やった!出来た!を創り出せるカリキュラムを創造されているように見えました。

山本雅康さんの「大人の進路指導室」の発表は、会社組織に身を置いて培ってきた知識経験を携えながら、「学生時代、進路指導室で自分の将来について、悩んだり、期待を膨らませたりしたこと」を「思い出し」改めて戦略を立てててみることの大切さをお伝えしてくれているように見えました。

この発表でお二人が次のステージに進まれること、とても楽しみにしております!

発表者の戸田雄輔さん、山本雅康さん、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

 

次回のチガラボチャレンジは、7月5日(水)19時からスタートです。

★7月のチャレンジャー
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【チガラボチャレンジ】やりたいこと宣言&いっしょに考える会vol.77

ご自身のTAKURAMIを皆さんと一緒にブラッシュアップしたいという方、お待ちしております!

 

★添付写真のグラレコについて★

グラレコ担当:海老原 千恵子さん(イラストレーターDotさん)フリーのイラストレーターさんです。

※「グラレコ」とは?

→「グラフィックレコーディング」といって、主に会議や議論などの場・セミナーやパネルディスカッションなどの場で、話の流れをリアルタイムで文字や図(絵)におこし、視覚化して参加者と共有させるものです。いつも素敵なグラレコを作成していただきありがとうございます♪