開催レポート 2022.1.23 【チガラボLife】もしバナゲームをやりながら 縁起でもない話をする会
(投稿日:2022.3.8)

こんにちは。スタッフのりくおです。

 

1/23(日)に「【チガラボLife】もしバナゲームをやりながら 縁起でもない話をする会」が開催されました。

 もしばなゲームとは、米国発で、もしも、あなたがあと半年の余命だとしたら…?という前提で「もしものための話し合い(=もしバナ)」をする、そのきっかけを作るためのゲームです。このゲームは、医療や介護の業界ではよく使われているゲームだそうです。

 

TAKURAMIメンバーのやえこさんは、医療現場で働く中で、多くの選択場面や別れの時を見てきた経験から、もしばなゲームを通じて、日常生活でなかなか考える機会が少ない『大切』を自分に聞いてみる、【縁起でもない話】を気楽に繰り返し語り合えるキッカケになればという想いで、この会を開催しました。

 

それでは当日の様子をレポートしていきたいと思います。

 

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自己紹介/グランドルール

センシティブな内容を取り扱うため、いくつかのグランドルールを設定することによって、参加者が忖度せずに自分について考え、共有できる場づくりをしていました。

 

 

もしばなゲーム

もしも、あなたがあと半年の余命だとしたら…?という前提で「人生の最期を一人で過ごさない」「尊厳が保たれる」などが書かれたカードがひとり5枚配られ、それを場にあるカードと交換していく過程を通じて、何が自分にとって『大切』なのかを考え、最終的に手元に自分が大切にしたい価値観が書かれたカードが残ります。最後に残った5枚の中からさらに3枚だけ大切なカードを残す、といった流れです。

手元のカードを1枚捨てて、より大切なカードを選ぶ行為は、言葉にすると簡単に思えるかもしれません。しかし、参加者のみなさんは「うーん」と言いながら悩みながらカードを選んでいました。

 

 

最終的に残った3枚を見て、自分にとってなにが『大切』なのか内省するワーク

やえこさんオリジナルのワークシートを用いて、自分にとってなにが大切なのかを自己内省して、気づきや感想を紙に記入する時間が15分ほどありました。ゲーム中は和気藹々と楽しい雰囲気で進行していましたが、この時間は静かになり、みなさん真剣に紙に気づきなどを記入していました。

 

縁起でもない話をする

紙に書いたことを全体にシェア。なぜそのカードが残ったのかをひとりひとりお話しされていました。「うん、うん」とどんな価値観でもそれをみなさんで受容する空気感が全体に浸透していて、素直に気づいたことや思ったことをみなさんお話しされていました。

 

参加された方々からは、「父には『縁起でもない話なんてするんじゃない!』と言われて育ってきたので非常に考えさせられる機会になった」「自分が大切にしていることに気付けた」等々、色々な感想が出ていました。

皆さん、普段考えることがないことを考える良いきっかけになったようでした。