開催レポート:【チガラボSocial】湘南ベルマーレと一緒に、地域活動とSDGsについて考えてみる会
(投稿日:2021.11.18)

イベントインターンの永井です。

11/12(金)19:00-22:00に「【チガラボSocial】湘南ベルマーレと一緒に、地域活動とSDGsについて考えてみる会」が開催されました。

今回の企画は、チガラボメンバーで湘南ベルマーレのオフィシャルクラブパートナーである、川崎実知郎さんからご縁をいただき開催されたものです。

これまでに湘南ベルマーレが行ってきた地域活動をSDGsの視点で振り返りながら、湘南ベルマーレを活用することで地域課題を解決できないかについてご参加の皆さんといっしょにディスカッションを行いました。

 

湘南ベルマーレより

・お話がユニークでとても親近感のある「水谷社長」

・とてもかわいい娘さんがいる、営業のエース「船越さん」

・今後ベルマーレを支える営業のホープ「風村さん」

がいらっしゃいました。

 

<水谷社長のお話>

1999年親会社の撤退により、クラブの存続危機だったときに、地元の方々に支えられてきた。
そんな方々へ、恩返しをしたいと想いがある。ベルマーレのミッションである「夢づくり 人づくり」はそんな人に助けられた経験と、やはり「夢」はあったほうが良いとの考えからきているとのこと。
スローガンの「たのしめているか。」は、自分たちが「たのしめなければ」人にも伝わらないという想いから、出てきた言葉とのことでした。ベルマーレは、サッカーだけでなくフットサル、ビーチバレー(石井美樹選手は東京オリンピック出場)、トライアスロン、など。また、「サッカースクール」をはじめ「学校体育指導巡回」「その他イベント」を盛んに活動をしているのでそんな、ベルマーレをいろいろと使っていただきたい!とおっしゃっていました。

 

<船越さん、風村さんのお話>

主にベルマーレが行っている地域活動のお話がありました。

・「防災活動」

・「コロナワクチン集団接種協力」

・「献血」

・「COPA BELLMALE(U-11サッカー国際交流)」

・夢や努力を伝える「ベルせん」

・「フードロス・フードバンク」

・子どもが会社へ訪問して、大人に「たのしめているか。」を問う「まなべるま〜れ」

また、故・久光重貴選手の想いや取り組みを継承する「ヒサと共に。」とまだまだ書ききれない程に、地域活動をされています。湘南エリアでは、20代の人口が少なくなり、一方で30代になると人口が増える傾向があることから、おそらく、働く環境が少ないだろうとも推測。ホームタウン活動を行い、ベルマーレがあってよかったと思われるようになりたいとお話をされていました。

 

<ディスカッション>

そんなベルマーレから

「あなたが思う湘南地域の課題」とは?という問いかけをいただき、参加者の皆さんとのディスカッションしてから、様々なアイデアが出てきました!

・昨今「まちなみ」は分譲化が進み、どこでもある風景が広がっている。子どもたちの「地域感」がなくなっているのではないか?古き良き湘南の風景を取り戻す「クロマツプロジェクト」とコラボは?

・茅ヶ崎では、海側・山側とで多少意識の差違いがある。山側と言われる地域では、高齢化からか?荒れている土地があったりどこか閉鎖的なところもある。その差をかき混ぜるため、ベルマーレさんがシンボリックとなり、スポーツだけではなく様々なジャンル、世代を超え、人をつなげるのはどうか?

・スポーツ健康に良い「湘南スポーツ餃子」を作っている。フードロス活動で行っているベルマーレさんとコラボはできないか?

・ホームスタジアムの近くに、ろう学校・盲学校があるのでそこへ通う方々と、スタジアムを使ったイベントをしてみてはどうか?

・逆にベルマーレの課題を、地域の方々が助ける。「自分が育てた」感があったり、じつはそこに地域の課題のヒントがあったりるすかもしれない。

 

船越さん

地域が好きな方が多いと感じました。

「まちなみ」という視点、色々なところを知ってみて「ベルマーレを使ってもらってよかったね!」と思われたい。

 

風村さん

様々な視点があることを気づかせていただいた。

フットワークの軽さは自信があるので一緒にいろいろな課題を解決していきたい!

 

水谷社長

サポート同士がつながることができたら嬉しい。ベルマーレはニュートラルなスポーツクラブにしていきたい。また、「J1にいると観戦にきた子ども達の目が輝いて見える!」ことから、是が非でもJ1残留をしたいと想いがある。地元で育った子どもたちがベルマーレの選手になってくれれば嬉しい。

 

今回のイベントにおいて、ベルマーレ✕チガラボをつなげ役となったチガラボメンバーでもある、川崎みちろうさんは、なんと、水谷社長とは学校の先輩後輩の仲とのこと。二人の掛け合いは、完璧に出来上がったお笑いのネタのようでした!

そんな、川崎さんからは提案「湘南ベルマーレをサポートするには?」として

1,ベルマーレを好きなチームになる

2,ベルマーレをSNSでフォローする。ベルマーレのニュースを見る

3、DAZNで観戦しよう

4,レモンガススタジアムで観戦使用

5、サポートコーポレーションになろう

6,パートナーになろう

以上、6箇条を発表していただきました!


<イベントを終えて>

イベントに参加してみて、プロスポーツが、地域に寄り添う事を真剣に考えていることは驚きました。

スポーツは、勝負事でもある。プロならば、勝つ事を目標には掲げるのは当然。

ただ勝つだけはなく水谷社長がおっしゃっていた、常に「夢」を提供したいと言っていたのは、個人的に印象深いです。

また、スポーツは「やる」「見る」だけではなく、「利用する」と言うのも有りだなと感じました。

スポーツは人と人が繋がりやすいとも思います。

スポーツと違うことを掛け合わせるそこに、新たな可能性もあるのかなと。

湘南を名乗り地域に恩返ししたいと言うベルマーレ。

ますます、「たのしめてるか。」にはまってしまいました。

湘南ベルマーレの水谷社長、船越さん、風村さん、開催のきっかけをくださった川崎実知郎さん、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。