開催レポート:【チガラボチャレンジ】やりたいこと宣言&一緒に考える会vol.59
(投稿日:2021.10.31)
こんにちは!イベントインターンの岩田です!
10/15(金)「やりたいこと宣言&一緒に考える会 vol.59」がオンラインとリアルのハイブリッドで開催されました。
チガラボチャレンジは毎月2名の方にやりたいことを発表いただき、アイデアや情報、どうしたら実現できるか、自分ならどんな協力ができそうか、といった前にすすめるためのディスカッションを行っています。
【今回のチャレンジャー】
➀市川潤弥さん
「こどもと地域がつながるオルタナティブスクールをつくりたい」
②内田文子さん
「あなたのタクラミを発酵させる場をつくりたい」
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1人目:市川潤弥さん
「こどもと地域がつながるオルタナティブスクールをつくりたい」
市川さんは元々教師をされていた方で今は逗子で漁師をされています。誕生日のご参加とのこと、おめでとうございます!
市川さんは誰に出会うのかということを大切にしていて、公益社団法人MORIUMIUS.で元教え子さんとの再会、その時に抱えていた悩みの相談に乗ったことから”人との出会い”による学びの場を創ろうとされています。
【やりたいこと】
子どもと地域をつなぐオルタナティブスクールをつくる
※オルタナティブスクールとは
「不登校を選ぶ子の居場所」の機能を兼ねつつ、「この学び方が好きで、選んで通う」という新たな学びの場
・学習指導要領に則りつつ「生きる力」を育む
・各分野のプロフェッショナルを最適な学びのタイミングで教員として呼び、本物の学びや色々な生き方に触れられる授業を行う
・学籍は地元の公立高校にあり、卒業証書を得ることができる
【なぜやりたいのか】
教え子が将来について悩んでいたり、本当にフィットしている仕事を見つけたという体験談から、
子どもたちに人と出会う場を提供したいから
【誰がどうなったらよいのか?】
子どもたちにここに行けば輝ける場所があるということを学んでほしい
この世界には色々な人がいるんだということを知って欲しい
【どのようにつくるか】
今のプラン
~2022年度 催し、体験イベント実施
2023年度 設立準備~
2024年度 ~オープン
【一緒に考えて貰いたいアイデア】
・率直な意見や感想
・実現に向けてのアイデアや助言
・一緒に行動する仲間
【参加者からのアイデア】
・自然に学ぶことには賛成
・「人の図書館」の考えに賛成
⇒子どもから学びたい大人を選べるシステムがあれば
・色々な価値観を学べそう(ジェンダーなど)
・子どもだけの世界でつまずいたときに逃げ道になれる
・無職の人に教えてもらうのもよさそう
・山梨にも似たような取り組みがある
・自分の子どもがオルタナティブスクールに通っているが、周囲の理解が得られない。
⇒学校に行かないのは犯罪くらいの風潮
・需要は高まっているから是非実現して欲しい
・オルタナティブスクール未満の大人を相手にする場もありそう
【Next Action】
・提供価値の言語化
・子育て家庭に対するトライアルを行う
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2人目:内田文子さん
「あなたのタクラミを発酵させる場をつくりたい」
内田さんは農業経営者のコンサルをされている方です。
内田さんは実際に家族経営から起業したいという方の相談に乗っているというご経験から、
それぞれの人が持つタクラミを成熟させる場を作りたいと思っていました。
今回は本によって他者を知り、そこからの人との出会いによるタクラミを「発酵させる」場をつくるというタクラミをお持ちいただきました。
【やりたいこと】
・本と出会い、自分の「タクラミ」を深める
・先達の「タクラミ」を知り、つなげる
⇒そういうことのできる本棚をリアルとオンラインでつくりたい
【なぜやりたいのか】
農業経営者の支援をしている中で、独立したいという人に多く出会ってきた。このフェーズで悩む人は多く何をしたらいいのか分からない人も多い。
⇒口に出した方がいいのかもと思うが、ミートアップや表現することが苦手な方もいる
⇒そういった人と結びつける場を提供したい!
【誰がどうなったらよいのか?】
何かをしたい人がそれを実現していくため本を通じてタクラミを深めてほしい
【一緒に考えてもらいたいアイデア】
・参加者の皆さん:先達の皆さん
⇒どんなだったら参加したいと思うのか
⇒人を紹介することは必要なのか
⇒どんなサポートが必要か
【参加者からのアイデア】
・直感的にチガラボの本棚に似ている
・地域の人間たちの図鑑のような感じでもいいかも
・Webで展開する=死んだWebも少なからずあるかも
⇒どのように新鮮さを保つのがいいのだろうか
・自分が何をやりたいのか分からない人も多いよね
・ワールドワイドな視点が良い!
・コンシェルジュサービスに注目した
⇒レファレンス的な意味合いも
⇒結び付けていくことにつながるのでは
・人も物語のある本のようなもの
⇒著者まで突撃できたらいいよね
・リアルなセミナーだとその場限りで切れてしまうこともあるのでこういう場ならつながりが途切れないかも
・タクラミをやっていこうと企画している中で
⇒本を読んでいても孤独
⇒同じような境遇の人に出会えるいいチャンスかも
【Next Action】
・自分のできることを人に伝えられるようにする
・オンライン:つながりを生む時にだれがハブになるのか決める
【スタッフコメント】
今回は人とのつながりがキーワードのタクラミでした。
私もチガラボと関わらせていただいてからこの世には本当に色々な人がいるなと知る機会で、
世界が広がったような気持ちになりました。
私はこの年になっての経験でしたが子どもの時から色々な大人に会う経験は一生ものになるのではないでしょうか!
また、タクラミを”発酵させる”ということで、私が大学で研究しているテーマに少し近くてついつい深く聞き込んでしまいました。このタクラミは内田さんが8歳の頃にやりたいと考えていたことだそうで私が8歳の頃、
そんなこと考えられたかなと驚いてしまいました。
でもタクラミのつながりを生み出す場があればきっと今やりたいことがあって、
でも燻っている人の背中を押せる場になるのではないかなと思います。
当日はオンライン、リアルのハイブリッド開催でしたが、
オンラインとリアルに壁など感じず白熱したアイデア出しや、交流会もたくさんの方と交流できました。
チガラボチャレンジは参加者全体でしっかりと聞いて受け止め、
前向きな意見やアイデアが得られる場です。皆さんのタクラミをお待ちしております!
次回のチガラボチャレンジは11月10日(水)19:00からスタートです。
★来月のチャレンジャー
・石黒晴久さん
「学校トラブル事例データベースをつくりたい!」
・高田裕也さん
「ボードゲームで遊んでみる会を開催したい!」
↓お申し込みはこちら。
https://chiga-lab.com/event/7468/
市川さん、内田さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!!