開催レポート:【チガラボ式】オンライン時代の場づくりを考える会③
(投稿日:2021.6.6)

イベントスタッフの武藤です。

初めまして、これからよろしくお願いします。

 

5/19(水)に「【チガラボ式】オンライン時代の場づくりを考える会③」が開催されました。

 

今回は、チガラボ代表の清水が場づくりについて話したあと、ご参加の皆さんがそれぞれ自分の考えている場を設計するワークショップ形式の会でした。

 

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<場づくりの話>

 

コミュニティの要素

・場を作るには、場を作る目的がいる

・目的は、必ずしも明確な成果を出すことではなくとも、状態を作ることのようなBe的なものでもよい。

・正解や不正解はないけど、どうしたいかという目指す姿は作ると良い。

・目的が決まらず散らかりすぎると、場は混乱する。

・場のトーンやマナーのような雰囲気は必要。

 

空間の要素

・リアル×オンラインをどうやって掛け合わせるか。

・その場所自体が、場の目的や価値観を体現した空間になっているか。

・「覗きやすい」は大事(場に入るための心理的ハードルを下げるため)

 

清水>チガラボはビルの5階にあるため、EVで上がる必要があります。入りやすい場所ではないので、どうやって人が入ってくるかの工夫は必要ですね。

 

事業の要素

・場づくりは、事業としてなのか、オフィスを開いてるだけなのか、企業の宣伝なのかで変わってくる

・誰がやっているのかは大事(その人によってその場の個性が出る)

・地域や文化にフィットしているのも大事

 

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<場づくりについてのディスカッション>

 

Q、清水「場づくりは目的?手段?」

 

A、参加者「タワーマンションでやっている畑は手段な気がする、交流がないし、声がかけづらいから何か交流する手段があるといい。」

 

場を作れば仲間作りがしやすくなる。

目的を共有することによって、活動や場に愛着や思い入れを持ってもらい、力を貸してくれるようになる。

 

場を作っていくときには推進役(リード役)が必要になる。

推進役が中心に居続けると場の上限がその人になってしまうので、それを調整する必要が出てくる。

良い状態は推進役が話を振らなくても回るコミュニティ。

最終的には見守り、応援する役に変わっていく。

常連→→→なんかやりたい人みたいなグラデーションが作れるといい。

仕切りたい人より、他力タイプのほうが向いている。

 

清水>推進役から見守り役へと移行していくためには、場づくりをする人が少し抜けてたり、適当なぐらいがちょうど良いですね。

 

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<実際に場づくりを考えていく>

ご参加の皆さんそれぞれの場づくりについて、ワークシートを使って以下の4点を考えました。

 

1.場に来てほしい人は誰ですか?

2.その人にどんな変化が起きたらいいですか?

3.どうしたら関心をもってきてくれますか?

4.場の中でどんな体験をしたら変化が生まれそうですか?

 

<ディスカッション>

・実際に行なっている場づくりでは、メンバーが膠着化してしまい、周りの人から見て「何をやっている場なのだろう」とわかりにくくなってしまっている。

 

・安心安全で精神的、身体的に健康を保てるような場が作れるといい。

 

・ファミリー世代が多い場合、子供は興味を持ってくれるけど親が場に参加させないないようにしてしまうことがある。

 

→上記のお話を受けて、これまでお母さんにしか声をかけていなかったかもしれないとご参加の方は以下のように振り返っておられました。

お父さんに対して、場に参加しないかと勧誘すると、引き気味になってしまう

誘い方として、お母さんは休日1人になりたい人とかも多いだろうし、お父さんと子供のつながりのためにもいかがですか?とお声がけをするのもを誘ってみるのも良さそう。

 

・オンラインで教室を開催したところ、「オンラインなので気軽に参加できました!」のような感想が出たので、オンラインは背中を押す道具なのかなと思った。

 

・欲しい人を集めたい場合どうすればいいんだろう?

 

→上記のコメントを受け、清水はこのように述べました。

清水>チガラボでは指定していないですね。

イベントなどを開催するたびに「ここはこういう場所ですよ」といったことを繰り返し伝え続けています。

 

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<皆さんの感想>

・本日のイベントのような場があることで、早くスタートしようという気持ちが決まったので良かった。

 

・以前に参加したときはワークシートにほとんど何も書けなかったが、今回は埋めることができてよかった。前回に参加した時からいろいろやってきて継続は力なりを感じた。

 

・今日ここに来れて良かった。またラボに参加したい。

 

・場づくりについて話しているうちに「これだな」というのがわかってきて参加して良かった。

 

・もっと周りの方に助けてもらう感じで良いんだなというのが分かったので積極的に助けてもらおうと思った。

 

清水>自分の出番とか役割があるとやっぱり人は嬉しいので、場づくりは協力を申し出る方に活躍の機会があるような余白を見せるぐらいがちょうど良いです。

金銭的なものではなく、助け合いのような出番、役割、機会を提供できる場があると良いですね。

 

《所感》

今回のイベントでは参加者同士の企画内容が似ていることで意気投合があり、つくられた場同士でのコラボが進んでいくと面白くなっていくのではないかと感じました。

 

自分も場づくりはインターネット上で何回かやってきたので、自分の経験と比較しながら話を聞いてました。

やってみたい企画もあるので今回の話を踏まえてやっていこうと感じました。

 

次回「【チガラボ式】オンライン時代の場づくりを考える会④」は6/28(金)19:00-22:00で開催されます。

https://chiga-lab.com/event/6776/

 

ご参加の皆さま、ありがとうございました。