開催レポート:【チガラボチャレンジ 】やりたいこと宣言&いっしょに考える会vol.53
(投稿日:2021.4.13)
こんにちは!チガラボスタッフのけいちゃんこと齋藤です。
4/9(金)「やりたいこと宣言&いっしょに考える会vol.53」がオンラインにて開催されました。
チガラボチャレンジは毎月2名の方にやりたいことを発表いただき、アイデアや情報、どうしたら実現できるか、自分ならどんな協力ができそうか、といった前に進めるためのディスカッションを行っています。
【今回のチャレンジャー】
①郡 恵美さん
「つながる★めぐる シェアキッチンカーをつくりたい」
②Reiさん
「相手を素直に受け容れ、あらゆる問題をジブンゴトにできるコミュニティをつくりたい」
⭐︎グラレコ担当:海老原 千恵子(イラストレーターDot)さん
フリーのイラストレーターさん。前回のチガラボチャレンジで発表し、Next Actionとして「チガラボチャレンジでグラレコを書きます」の宣言のもとグラレコ担当でご参加くださいました。
*「グラレコ」とは?
→「グラフィックレコーディング」と言って、主に会議や議論の場・セミナーやパネルディスカッションなどの場で、話の流れをリアルタイムで文字や図(絵)に起こし、視覚化して参加者と共有させるものです。
1人目:郡 恵美さん
「つながる★めぐる シェアキッチンカーをつくりたい!!」
郡さんは、元夫からのモラルハラスメントやシングルマザーになってからの生活苦、交通事故という数々の困難をきっかけに「自分を生きる」ことに決意。苦しい時期に知り合った友人たちの後押しもあり、今回のチャレンジにもたくさんのご友人が駆けつけてくれました。
【やりたいこと】
「シェアする★キッチンカー&キッチンをつくりたい」
【なぜやりたいのか?】
「キッチンカーで人がつながる」、「人がつながるキッチンカー」を実現したい
【誰がどうなったらよいのか? 】
このシェアキッチンカーのプロジェクトにかかわる人たちが、
・他に仕事があってもできる
・小さい子がいてもできる
・まとまったお金がなくてもできる
・トライアルの場・最初の一歩の場になる
・応援チーム付きプロジェクト
・他業種との化学変化も起こる
*移動できる→つながりが増える→めぐる
【どのようにつくるか?】
・勢いで購入したのでトラック自体はある!
・カフェmeguru(いってらっしゃい珈琲)を仕事の合間にやっていて、お客様も友人から広がりができてきている。
・このカフェが新たな出会いの場になっていることが嬉しい。
「今後の課題」
・キッチンカーとしての安全性にかかわる部分はプロに任せたい
→応援してもらえる資金調達方法(クラファンは視野に入れている)
・デザイン部分は協力者と共につくりたい
→自分ごととして関わってくれる仲間募集!
【一緒に考えてもらいたいアイデア】
・応援してもらえる資金調達方法としてクラファンを視野に入れているので、そのアイデア
・自分ごととして関わってくれる仲間募集!
【参加者からのアイデア】
「クラファンについて」
・リターンとしてシェアキッチンカー出店権
・地元企業にスポンサーになってもらい、キッチンカーに広告
・クラファンはプロモーションビデオの活用が◎(描いているビジョンが共有できる)
・資金0からではなく、自己資金を30%くらい用意するなど、もう始まっている感を出す ※実際にはトラック購入で自己資金を投資されています。
「仲間募集について」
・仲間募集は「キッチンカーをやりたい人」がよさそう
・仲間1号になります!
・共同出資や会費制
・タイ古式マッサージと組みませんか!
「その他」
・動きたくても動けない人と相性が良さそう
・その地域に行って地産地消のメニューをつくる
・youtubeで「チャレンジしている段階」から発信する
・「移動できること」のメリットを改めて考えてみるとよさそう
・キッチンカー同士のつながりをつくり連携する
・現在地がわかるサイトなどあると便利
・茅ヶ崎市がクラファンに対しての支援を開始
https://www.townnews.co.jp/0603/2021/04/09/569340.html
【Next Action】
・カフェ経験は今もやっているけれど、キッチンカー自体はやった経験がないので、キッチンカー体験を実際にしてみる!
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2人目:②Reiさん
「相手を素直に受け容れ、あらゆる問題をジブンゴトにできるコミュニティをつくりたい」
2人目は、チガラボメンバーとして、チガラボ内で定期的にコーヒースタンドをオープンしている(現在はコロナのためお休み中)、Reiさんが登壇。Reiさんは自らの性別を「Gender-Fluid」と定め、現代社会がかかえるたくさんの課題を、誰もがジンブンゴトとして議論できる場の構想を、持続可能な開発目標(SDGs)や、生きづらさを抱えている人々の目線から発表しました。
「Gender-Fluid」とは?
(きっと戸惑わせてしまう人もいると思うけど、こうした言葉を使わずに自分のあり方を伝えようとするのは困難を極めるから)「女性だけど、オンナじゃない。でも女だったりもするし、かっこいい男の姿に憧れていたりもする、それ以外の“何か”」
【やりたいこと】
「相手を素直に受け容れ、あらゆる問題をジブンゴトにできるコミュニティをつくりたい」
【なぜやりたいのか?】
・「みんなのわくわく=ぼくのわくわく」だから
・地球環境が今のままの100年後には、失われてしまうものが多すぎる!(珈琲、チョコレート、昆布etc…)
・色々とどうにかしたい!という気持ちで、自分の想いを人に伝えようとする時に、「この人は男なのか女なのか?」という壁があり、伝えたいことが相手の耳に入らないことがある。
・マジョリティとマイノリティのような“二項対立”の考え方に違和感がある
【誰がどうなったらよいのか? 】
・誰が?
日本人に1,000万人はいると言われるLGBTQをはじめ、「言えない」「わかってもらえない」ことを抱え、生きづらさを感じているすべての人たち
・どうなったらよいのか?
つながりあい、受け容れあって、普段の生活の中で日常的に議論できる場がある!(全ての問題はつながっている!すべては”人間”の問題)
【どのようにつくるか?】
【一緒に考えてもらいたいアイデア】
想いは溢れるほどあるのですが、「どのように?」のところのアイデアがほしいです!
【参加者からのアイデア】
・ファンも多いので、チガラボでの珈琲屋さんを再開して、場を設けてみるのはどうか
・カードゲームなどのツールで、小さな気づきのキッカケづくり
・とにかく場を開いて、草の根運動や講演
・本当に悩んでいる人は出てこれないかもしれないので、ネット上でアバターとかもいいかも
・数字(データ)を活用して、ジブンゴト化できやすくする
・場の候補として、畑はいいですよ!(沈黙もOK)
・語り合える場は必要だと思う
・地元民も移住者も関係なく混ぜていってほしい
・問題があること自体を知らないことがあると思った→知ったら知りたい人は多いはず
・課題をバトンしていく場があったら楽しい
・Reiさんの話を聞いていて、アドラー心理学の「課題の分離」を思い出しました
・私も「子どもが欲しいと思ったことがない私」をなかなか人に言えないなって気づきました
・私も何をしたいのかは何十年もわからなかった
・関心がない人の意見が大事→関心のない人がなんでも言えたなら、そこは本当に安心安全の場
・マイノリティを誰でも体験できるワーク:例、20人がいたら、そのうち1人にその人だけにしかないことを設定し、「理解者ゼロ」という環境を擬似的に作る
・参考になるかもしれないユーチューバー「kemio」さん(https://www.youtube.com/channel/UCdqmGeaJIczU3-ZTdBv7JaQ)
・西国分寺の「クルミド珈琲」で哲学カフェをやってますよ(http://kurumed.jp/)
【Next Action】
Facebookグループをつくって、参加者を募ります!
【スタッフコメント】
今回は2組とも、経緯と方法は違えど「つながり」によって、社会とそこに暮らす人の在りようをよりよくしたい!という想いが共通した発表でした。
また、当日はオンラインとリアルの同時開催となりましたが、久しぶりにリアル参加の方が多く、盛り上がりとアイデアのボリュームがいつも以上に飛び交った会となりました!
チガラボチャレンジは参加者全体でしっかり聞いて受け止め、前向きな意見やアイデアが得られる場です。みなさんのTAKURAMIをお待ちしております!
次回のチガラボチャレンジは5/12(水)19:00からスタートです。
★来月のチャレンジャー
☆山口直さん
「未来のための教育 ~小学生アントレプレナー育成プログラム~」
☆熊切つぐ美さん
「茅ヶ崎で”ほっ”とできるおせっかいプロジェクトをスタートしたい!」
https://chiga-lab.com/event/6479/
郡さん、Reiさん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!!