開催レポート:【TAKURAMI】地域の企みごと応援の仕組みについて考える会 ~『オシゴト湘南』リリース記念イベント~
(投稿日:2021.4.9)

こんにちは、チガラボスタッフのるるかです。

(ちょうどこの日新しく入りました!皆さまよろしくお願いします。)

 

4/4(日)【TAKURAMI】地域の企みごと応援の仕組みについて考える会 ~『オシゴト湘南』リリース記念イベント~が開催されました。

 

湘南エリアでは、自分自身が出発起点になってTAKURAMIごとを練っている人が多くいらっしゃいます。このイベントでは、そんな「生まれたて」または「生まれそう」なTAKURAMIごとを応援し合う仕組みを考える会という位置づけで開催。今回は、チガラボ代表の清水と新メディアの編集長に就任されたの石塚さんからの話題提供をもとに参加者のみなさんと話しあいました。

※TAKURAMIとは、地域で一人ひとりが進めるローカルプロジェクトや活動のこと。

 

  •  地域のTAKURAMIを取り巻く環境

チガラボ代表の清水からは、地域の企みごとを取り巻く環境や必要なサポートについて以下のような視点が共有されました。

・起業/事業未満の企みが多く、それらを育てていくこと。

・地域にはさまざまな経験や個性を持った人材が豊富で、そのポテンシャルを活かすこと。

・既存の活動支援の制度など、地域全体のエコシステムとして捉えること。

チガラボでは、やりたいことを見つけたり、自分なりに形にすること、人に伝えてアイデアをもらい、小さく始めてみることをサポートしています。動き始めたTAKURAMIは、さらに多くの人に知ってもらうことや、専門家やより多くの協力が必要となりますが、この実行段階のサポートがまだ不足しているとのこと。

  •  情報発信メディアnoteの立ち上げ

そこで応援し合う仕組みづくりとして、「オシゴト湘南」

https://note.com/takurami_pf)が4月1日にリリースされました。「オシゴト湘南」はみんなのリアルな「コレいい!(推し)」を持ち寄り、お互いに関心をよせあい応援しあうことを大切にするメディアです。この仕組みが、noteを起点にリアルに繋がり、TAKURAMIを「実行段階」へつなげていく。そして循環ができることで“隣のチャレンジに優しい地域になる”を目指し、茅ヶ崎だけでなく湘南エリア全体へ広がっていけば…との意味を込めています。

 

  •  あなたが誰かを”推す”理由は?

イベントの中で、“推し”自体について焦点が当たるシーンがありました。

例えばスタッフのジミーこと大西さんは、サステナブルライフ研究会@湘南(略称:サス研)を推し中。(noteにも記事があります!https://note.com/takurami_pf/n/nf35e6a424961)大西さんがサス研を推す理由は、活動内容への共感だけでなく、サス研をされている齋藤佳太郎さん(スタッフのけいちゃん)の「人柄」。まさに「社会関係資本」が推す理由になっているという発見もありました。

 

  •  意見交換

グループに分かれて下記4点をテーマに意見交換を行いました。

・“推し”という考え方についてどう思いますか?

・“推し”の見つけ方は?“推し”たくなる人や活動の理由は?

・そのために、どんな仕組みがあったらいい?

・関わったり活用するとしたら、どんな形がありそう?

 

ここでは一部を紹介します!

・”推し”って言葉の響きいいよね

→日本人特有の「照れ」を乗り越えるられるような、POPなワード。

 人をサポートするのが自然にできそう。

 

・ちょうどいい塩梅って大切だよね

→ガチガチすぎない、一方で情熱もしっかりあり、共感を生む活動を推したくなる。

 なんでもできる人ではなく、助けたくなる人。ピュアな人を推したくなる。

 

・仕組みの具体的なアイディア

1.当事者を明確にする。

(どんな人、やっていること、何に困っているのか、next actionをどうしていきたいか)

2.記事一覧よりプロジェクト一覧でメディアにストックする方が、より“推し”を見つけやすく応援しやすいのでは?

3.“推し”プロデューサーが明確にいた方がいいのでは?

(人と人をつなげるパスを渡すようなコーディネーター的存在)

 

  •  まとめ

意見交換で出たように、まずはどこにどんなTAKURAMIがあるのか。当事者を明確にしていくこと。その上で、関わり方をお互いに共有し、選択できるような仕組みを作っていくとのことです。最後にチガラボで始まった新しいメンバーシップ「TAKURAMIメンバー」の案内もありました。(詳細はこちら:https://chiga-lab.com/news/6501/

 

【スタッフコメント】

個人的にクラウドファンディングのお話、興味深かったです。現在の形式は「自分のやりたい」を周りにお願いして、金銭的支援を集める仕組みになっていますが、どうしても自分をプッシュし続けることに疲弊してしまう。そこで自分で自分を推すだけでなく、「他人が推し合うようなクラウドファンディング」が成り立つのでは…?という話題でした。金銭的関係だけではなくて、持っているモノやスキルや繋がりを交換し合う。現代版の物々交換のような仕組み、この『オシゴト湘南』を通して生まれる未来も近いかもしれません…!

 

次回の『オシゴト湘南』イベントは5/4(火)13:00〜16:00です。